jFD開発したりしなかったり日誌
2008-04-25 [長年日記]
_ ルート225
藤野千夜原作、志村貴子作画の漫画、ルート225を読んだ。
志村貴子が好きで、雑誌連載の方は全く読んでなかったので購入したが、うーん。
良質だとは思うんだけど、どこに面白さを求めていいのかわからず困った。
志村貴子の漫画のストーリーは少年漫画的なドラマチックな起伏があまり無いが、
非常に女性的な小さな感情の動きを丁寧に書く感じが好きだ。
現在連載中の青い花や放浪息子なんかではそれが非常にいい感じなんだけど、
ルート225では僕にはそれがしっくり来なかった。
起承転結の転をすっ飛ばして結まで行っちゃって、
「あれ?終わっちゃった」
みたいな読後感だった。
なんでだろう?
まがりなりにもSFなんで、ハードSF好き好きな自分はこれからもっとSF要素を掘り下げると
思ったのに全く掘り下げなかったから?
それもあるけれど、登場人物が感情移入したい対象ではなかったからか。
青い花は主人公の女の子二人の同姓への淡い恋心、放浪息子では異性になりたい主人公達の
気持ちに僕が感情移入し、それを心地よいと感じたから起伏のあまり無い話が魅力的に
感じられたのだと思うけれど(ずいぶん変態だな)、今住んでる世界とよく似てるけど
微妙に違って両親が居ない世界に迷い込んだというルート225の主人公二人に
僕が積極的に感情移入したい理由が見つからなかった。
代わりに物語の起伏を求めたので読み終わってから「あれ?終わっちゃった」と思ったような気がする。
僕は北京ダックの皮を食べずに肉を食べて、「思ったよりうまくないな」と
言ってるような状態なんだろうか?
もう一回読んで感想を確定させよう。
_ 君たちに明日はない
昼休みに本屋に行ってなんか読む物はないかと物色していたら、何となく帯の
宣伝文句に惹かれて垣根涼介の「君たちに明日はない」を購入。
主人公はリストラ屋で、企業の依頼でリストラ対象の社員と面接して辞めさせるという
仕事をしている。
なんかもう、駄目サラリーマンとしては死ぬほど明日は我が身に感じてしまって
数ページめくってみたが、面白そうなんで購入した。
軽く読んだが確かに面白い。
先が楽しみ。
_ 寄り道
ビックカメラで本日発売の新しいエヴァンゲリオンのDVD(特装版)購入。
劇場で見てかなり気に入ったんで。
しかし、冷静になると来月に出る通常版まで待っても良かったかもしれない。
映画のフィルムなんておまけにはそんなに価値を感じないし。
その足で区ト間へ。
明日は誕生日なんで、軽く自分にお祝いだ。
店長のクマさんに誕生日のことを話したら一杯おごってくれた。
ゴチです。
常連二人がいたんでお喋りする。
オタク談義など。
お願いしてあったロバナイトのDVDを受け取った。
見てみたけど、自分のVJ本当に酷いな。
あと、ちょっとプレイが荒れてる。
大酔っぱらいだったから仕方ないかもしれないが、もっと丁寧にやらねば。