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jFD開発したりしなかったり日誌

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2007-11-04 [長年日記]

_ ボクシング観戦

東日本新人王戦の決勝を見に後楽園へ。

今回は全12試合が行われ、僕の通ってる新田ジムからは岳たかはし選手が出場している。

岳たかはし選手の試合は最後から2番目、11番目の試合なのだが、今回は5ラウンド制なので、

入場やインタビューを含めると、1試合が最大で30分くらいかかる計算になる。

1時間少々遅れていったがまだ4試合目が始まるところだった。

今回も空手部長が見に来ていて、4試合目が終わったところで合流した。

いくつか興味深い試合があった。

小口学選手と大竹秀典選手の無敗対決はなかなかレベルが高く、積極的で見応えがあった。

高田茂選手と近藤明広選手の試合は、近藤選手の方が小柄だが非常にパワーのあるパンチを放ち

レベルが高かった。

椅子が硬くて尻が痛くなった頃、やっと岳たかはし選手と山崎佑樹の試合が始まったのだが、

あらららな展開。

開始早々いきなり山崎選手が額をカットし、さらにそれが広がってトランクスは血まみれ。

レフェリーが試合続行不可能と判断し、1分20秒で終わってしまった。

前半で終わってしまったので有効な試合とカウントされず、ジャッジの優勢点で

全日本の決勝に行く選手が決まった。

一応岳たかはし選手が優勢ということになり胸をなで下ろした物の、あくまで勝者ではないので

東日本新人王にはならず、勝利者インタビューも無くもやもやとしたまま終了。

全日本の決勝ではすっきり勝って欲しい。

最後に、ミドル級を眺めたが実に何だかなーな試合だった。

橋本兵平馬選手と高野悠一郎選手の試合だが、高野選手が変。

後で2chを眺めてたらリアル青木(はじめの一歩に出てくる色物選手が青木)と書いてあったが

本当にそんな感じで、リング上で拳法の構えを取ったり、妙なアッパーを打ったり、

パンチを途中で止めたりして、観戦してても笑いが出てて緊張感のないことこの上ない。

で、向かいの席に橋本選手を応援してる女性二人が座っていたのだが、この二人のヤジが

本当に酷い。

「兵馬君がんばってー!」

くらいはいいんだが、

「相手の選手、あれ絶対にオタクだよ、オタク死ねー!」

「家でスト2やってろ馬鹿ー!」

とか叫ばれて、オタクだしスト2も好きなんで少々立腹。

隣の空手部長に小声で、「殴ってもいいですか?」とか聞いてみたり。

高野選手を馬鹿にするのは構わないが、オタクを馬鹿にするなー!(普通は逆)

結局、変な余裕を見せたまま高野選手は判定負け。

わけわからん。

_ 漫画批評、グラップラー刃牙シリーズ

グラップラー刃牙からつながる一連のシリーズだけど、シリーズを重ねるごとに

つまらなくなったなあ、と思う。

グラップラー刃牙の頃は面白かった。

僕が読み始めたのはすでに終わりかけの頃だったのだけど、漫画喫茶で40巻以上の単行本を

息もつかずに読み切らせてくれた。

その後タイトルが変わり「バキ」になったが、最凶死刑囚編はまあよかった。

なんか終わり方がグンニャリだったんだけど、燃えるシーンもあったし。

しかし、だんだん燃えなくなった。

第三部の「範馬刃牙」に至ると、色々と熱そうなエピソードを大量に盛り込んでいるが、なんかもう

「またですか」

感が漂う。

なぜこうなるのか考えていたんだけど、なんかわかった。

はったりが多すぎ。

あるファイターがこんなに強いよ、というのを説明するのに使っていた比喩のブレーキが壊れてて、

最初は

「うちの兄ちゃんは不良10人相手に戦ってもかてるんだぞ」

くらいだったんだが、だんだんたがが外れて

「うちの兄ちゃんなんかライオンと戦って勝ったんだぞ」

「ぼ、僕の兄ちゃんなんか戦車と戦って勝ったんだからな」

「う、うちの兄ちゃんなんて米軍相手に一人で戦えるんだぞ」

になって、小学生だって「それは無い無い」と言い出したのが今のあの漫画だと思う。

魅力的なはったりなんだが、やりすぎてリアリティが全然無い。

誰かブレーキかけないと、その内金髪のスーパーハンマ人になってフリーザ様と戦うことになりかねんよ。