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2006-09-01 [長年日記]

_ 途方に暮れる

僕が用賀に住んでいた頃に飲み屋で知り合ったIさんという女性がいる。

10歳以上年上で、たまに一緒にお酒を飲んでいたのだが、

僕も用賀を離れ、一緒に飲んでいた店もつぶれ、ここ1年以上

ご無沙汰していた。

ちょっと前の僕が最悪に忙しかった頃に電話がかかってきて、

たまには飲みに行こうと誘われたのだが、本気で死ぬくらい忙しくて

そのときはお断りさせていただいた。

で、暇になったことだしお誘いの電話をしてみたところ、

8時に二子玉川で、ということになった。

着いて電話したらまだ食事中で、ちょっと待ってて、とのことなので

近くのドトールに行ってアイスコーヒーすすりつつドキュメントを

書いていたが、しばらくたって電話があり、近くの居酒屋で

待ち合わせよう、となった。

で、行って

「どうしてたのー」

「いやもー本当に忙しかったです」

なんてことを話してたと思ったら、3分もしないうちに50くらいの

男性が現れ、いきなりその人の首をつかんで連れて行こうとし始めた。

突然のことで呆気にとられたが我に返って

「何やってるんですか!」

と止めに入ったが、Iさんに

「大丈夫、いいから」

と言われてしまい手が出せず、そのまま出て行くのを見守るしかなかった。

取り残され呆然。

さて、僕どうしたらいいんだろう?

考える。

あの人の旦那には一回会っているが、昔のことなので顔を覚えていない。

あれ旦那だったっけ?

仮に旦那なら、僕が口を挟む余地はない。

ただ、あそこまで乱暴に連れて行くなら旦那でもドメスティックバイオレンスだよな。

旦那じゃなかったらあの人誰?

全然わからん。

途方に暮れながら待つこと15分くらい。

電話がかかってきて、

「ごめんね、今日はキャンセル」

と言われて引き上げた。

家に帰ってもまだ呆然。

なんだったんだ。


2006-09-02 [長年日記]

_ GENUINEと飯

K君と溝の口のコピーピーでタイ料理を食べたことを書いたら、

GENUINEが食いたいと言い出したのだが、

「今日は横浜にいるんで飯でも行きましょうぜー」

というので

「だったら溝の口まで来やがれコンチクショー!」

と言って来てもらった。

「兄貴、遠いですよ」

というメールは元気に無視する。

先に溝の口に行って、電気屋を覗く。

ファンタシースター・ユニバースというゲームが気になってるのだが、

これ以上ゲームの時間増やしてもだめ人間がもっとだめになるだけのような

気もしてならない。

しばらく待ってたらGENUINEが現れたので、コピーピーに行くと見せかけて

別の電気屋へ。

大型液晶テレビが欲しいのだけれど、やすいのがないかチェック。

32インチの東芝のが13万円台。

安くなってるんだけどまだ高い。

とりあえず値段だけチェックしておく。

コピーピーでは適当に何品か頼む。

例によって辛い。

GENUINEは汗をだらだら流しながら食べている。

GENUINEとの会話は毎回目も当てられないくらいくだらなくなるものだが、

今日もあんまりくだらなくて何を話したか忘れた。

何だっけ?

二人で汗まみれで力尽きそうになりながら食べきり、口の中がまだ辛いので

デザートを頼んだ。

GENUINEはタピオカココナッツミルク、僕はよくわからない甘いフルーツとかの

冷たい盛り合わせみたいなの。

僕の頼んだのがなかなかヒットで、辛すぎる食べ物で口の中がヒリヒリしてるところに

半透明のパームシードというのの甘みや、シロップの冷たさがとても嬉しい。

これはいいわ。

それから場所を変える。

二子玉川(にこたま)に行こうと提案してみたら、遠いとまた拒否された。

「嫌よ嫌よと言いながら、体は正直じゃのう」

「体が正直って二個、玉が付いててにこたまとか?」

彼は本当に最低だと思う。

ゲーセンでハウスオブザデッド4をクリアした。

何をやってるんだ、我々。

まだちょっと時間があるので、気に入ってる時代屋というバーへ行って

ギネスを飲む。

うまい。

例によってくだらないことを話し、解散した。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ genu [そんなくだらない話しましたっけ? 時代屋は女の子連れて行きたい感じでしたね。 まあ、それはお互いに言いっこなしですが..]

_ Shunji [博士との話は8割くだらないような気がします。 女の子は連れてきてくだされ。 頑張って口説きますから。]


2006-09-03 [長年日記]

_ ほったらかし温泉

最近、ほとんど有意義なことをしてない自分に激しい危機感を覚え、

W君に電話をかけて温泉に誘ってみた。

どこに行くか話し合い、とりあえずバイクでW君宅へ向かう。

40分ほどでW君宅に到着。

途中、道がわからず少し迷った。

W君のロードスターに乗り、出発する。

前から興味のあった、山梨のほったらかし温泉に行くことにして、

とりあえず八王子方面へ向かう。

高速に乗ったら、すでに反対方向は渋滞しかけていて憂鬱になる。

仕事の話や、最近妙にリアルに見えて苦しい人生のことなんかを話しながら

高速をひた走る。

SAで昼飯にインドカレーを食べたら、勝沼インター手前あたりで

腹がいっぱいになったせいか眠くなってきた。

こりゃあかん。

山梨市駅を越えて、山に入る。

ほったらかし温泉はフルーツパークの中を抜けた山の上にあるのだが、

道の舗装がおおざっぱで、少々怖いものがあった。

山の上に付くと、いきなりやたらと広い駐車場があり、車が大量に

止まっている。

最近テレビで取り上げられることが多く、人気の観光スポットらしい。

もしかして風呂も混んでるのかと不安になった。

風呂は二つあり、「あっちの湯」と「こっちの湯」があるそうだ。

こっちの湯が前からあり、ひなびた雰囲気なんだそうだ。

それにたいしてあっちの湯が新しく掘った源泉から引いていて、

湯船が大きく、眺めもダイナミックらしい。

とりあえず、あっちの湯に入ってみる。

600円。

内風呂は結構広く、これはこれでとても良いが、外風呂がすばらしい。

少し深さのあるコンクリの露天風呂と、そこから一段下がったところに

半身浴に良さそうな、浅めの岩風呂がある。

そこから甲府盆地が見下ろせて、とても景色がいい。

お湯はぬるめで、長時間だらだら話しながら入るのにはとても良い。

ぬめりのあるお湯で、なかなか気持ちがいい。

延々とお湯につかりしばらく話していた。

かなり気に入ったのでまた来たい。

実家にバイクで帰る途中にでも寄るか。

そして帰路につく。

下道を通っていったら、途中で祭りがあるせいで、ひどく渋滞している。

耐えかねて高速に乗ったら談合坂あたりでこれまたひどい渋滞。

延々渋滞にはまって、4時間以上かけてやっとの思いでW君宅に到着。

バイクならこんな渋滞、屁でもないのになあ。

すでに午後11時を回り、国道246号はかなり空いている。

調子よくかっ飛ばしたら、15分で帰宅してしまった。

びっくり。


2006-09-04 [長年日記]

_ 今日のボクシング

愛しのプリンストレーナーは、今日は新会員の指導に専念していた。

「なによなによ、プリンストレーナーったら、私というものがありながら

若い子の方がいいって言うのね。

だったら私も浮気しちゃうんだから!」

ということで若いトレーナーにミットを持ってもらった。

「ああ、若い瑞々しいぴちぴちした肌に飛び散る汗。

そうよ、これなのよ、私の求めていたものは!

ああ、いけない、私にはプリンストレーナーという人がいながら

溢れくる誘惑に抗えない・・・」

錯綜する愛の真実。

新たなる恋の著点は複雑に絡まる愛のトライアングルを作り出す。

この恋の行方は何処に。

(続く)

_ 例によって続きません。

プリンストレーナーが新入会員の指導していたのは本当。

高校生くらいの若いお兄さんで、がんばって軸のずれたワンツーを打ってるのが

ほほえましい。

びっくりするくらい早い時期に抜かれるんだろうなぁ。

オヤジはつらいよ。

プリンストレーナーは風邪を引いていた。

僕に向かってゲホゲホ言ってくるのでガードする。

人肌で暖めてあげることはできないけどお大事に。

仕事がまだ片付いてなく、いつ客から電話がかかってくるかわからないので

怯えながらトレーニングに励む。

事務のOさんに「電話鳴ってるわよー」と言われ、ため息つきつつ対応しながら

練習してた。

どうも客側の操作の問題で、プログラムには手を加えなくて良さそうだが、

それを確認するだけでもなかなか手間がかかって面倒くさい。

さらに本社からも電話。

今僕が抱えてるジレンマがさらに加速した。

俺どうしよう。

Oさんに励まされて帰宅。

_ 飲み

家でしばらく作業してから、二子玉川のいつものスナックへ。

行ったら客が全然いなくて、ママがテレビを見ていた。

まずビールを一杯もらう。

ママには色々相談したいことがあったのだが、こう言っては何だけど

客がいなくて助かった。

ママには以前、初台にいい医者がいるという話を聞いていて、

そのことを聞きたかった。

友達に問い合わせてくれて、非常に助かった。

いつになるかわからないんだけど、是非かかりたい。

自分の抱えてることを話すと、色々意見をもらえた。

僕は、もっと人とふれることが一番必要なのだと思う。

一人でいるせいで感情のブレーキがきかず、ひどく落ち込んでるところがあるのは

間違いない。

せっかく休みなのだから、友人を訪ね歩くのもいいと思う。

友人の皆さん、もしかしたら突然おじゃましてご迷惑かけるかもしれませんが

そのときはすみません。

ボトルを一本入れる。

だいたいW君と一緒に入れることが多いのだけど、W君よりも僕の方が行く機会が多く、

気がつくと僕一人でほとんど飲んじゃってることが多くて、申し訳ないんで

僕一人で一本入れることにした。

獅子唐に似た、大徳寺(?)という野菜を出してもらった。

獅子唐よりも大振りで、味はまろやかでおいしい。

あと、紫蘇をあえた味噌を豆腐に乗せて出してもらった。

紫蘇の風味が刺激的でおいしい。

「今夜泊まって行きなさいよ」

と言われ、お言葉に甘える。

ママのマンションに行き、お酒を飲みつつ少々話してから就寝。

今日は力をもらえた。

感謝したい。


2006-09-05 [長年日記]

_ ママ宅の朝

目が覚めると、スナックのママの家の布団だった。

ああ、泊まったんだっけ。

朝から畑の収穫のお手伝いに。

はさみを渡されて、獅子唐を摘む。

ママは紫蘇の葉を摘んでいた。

こういうのって何年もやってなかったな。

昔、お袋に言われた。

「あんたのルーツは田舎なんだよ」

僕はお袋にやらされる畑仕事が大嫌いだったが、それでもこれが

自分のルーツであるのは事実で、妙に気が休まる。

しかし客からの電話でまた心を乱される。

携帯なんてなければいいのに。

きちんと日差しを浴びるのも久しぶりで、日光にあぶられて

ボタボタと汗が垂れた。

ママのマンションに戻り、シャワーを使わせてもらって汗を流して

朝食をいただく。

まともな飯だ。

味わっていただいた。

しばらく話して、昼頃、お礼を言って退散した。

恩は返さないとな。

_ 帰宅

帰って、少し睡眠不足だったので1時間ほど仮眠。

起きて仕事をした。

部屋の配置換えを考えている。

iMacを置いている仕事机は、西向きの窓に面している。

外を眺めながら仕事をするのが良かったが、夏は西日が入ってきて

あつくて仕事にならない。

さらにiMacが日に焼けてしまうのが嫌で、その窓のカーテンは

いつも閉じっぱなしになっていた。

これもどうかと思うので、仕事机の位置を変更しようと思っていた。

机の上の物をどかして、机を移そうとしたが、ふと気がついた。

Media Centerでテレビを見るためにアンテナケーブルを引っ張ってるのだが、

長さが足りない。

あら。

ゴミ出しついでで、近くのオフハウスにジャンクのケーブルが無いか見に行ってみる。

アンテナケーブルはたくさんあるのだが、長さのある物が特にない。

あきらめて帰る。

洗濯しつつ、またしばらく仕事。

夕方、家を出て渋谷へ向かう。

トシコさんと飲みに行く。

前回の約束をドタキャンしてしまったので埋め合わせもかねてご馳走することになっていた。

直前にトシコさんがmixiにそのことを書いたら、アニキさんが参加を希望してきたので

喜んで了解した。

少し早く着いたので、ビックカメラを覗く。

前から興味のある大型液晶テレビを眺めた。

悩むよなあ・・・

ついでにアンテナケーブルを購入。

長さをどうするか悩み、少し余裕をとって5メートルのを買った。

そうこうしてる間にトシコさんから電話があって、渋谷駅で3人が集合した。

会うなりみんなで

「女の子にモテたい!」

で意見が一致し(僕以外女性なんだが)、

「DJやってると格好いいって言われるけど、別にそれ以外何にもないよ!」

「僕なんて、VJやってると女の子が引いていくんですよ!」

と言い合った。

まずは食事。

僕もここのところ出費が激しいし、来月の収入がやばいので、リーズナブルに

パク森に行ってカレーを食べた。

DANKETECHでやった、うまい棒ジェンガ(負けるとテキーラを飲まないといけない)

の話がやたらとアニキさんに受けてた。

まさしく死亡遊戯。

トシコさんとアニキさんが昔のイベントのことですごく盛り上がってるが、

その頃、クラブなんて行ったこともなかったので話に入れずちょっと切ない。

それから場所を変えて区ト間へ。

着いたらちょうど準備が終わったところで、CLOSEの看板が

実はトシコさんもアニキさんも下戸で、ほとんど飲めない。

ウエルカムドリンクでオリゴ糖の梅酒をいただいた。

柔らかい味で飲みやすい。

とりあえず何を注文するか悩んで、

「シェフのお薦めで」

と言ったら、和三盆を使った梅酒を出してくれた。

これがえらくうまい。

甘みの質が他と全く違って、なんというか透明感のある甘みだ。

トシコさんとアニキさんにも飲ませてあげたら気に入っていた。

店長さんに、ほったらかし温泉に行ったことを話した。

元々店長さんの薦めで行ったのだけど、とてもいいお湯で満足した。

あそこは甲府盆地を見下ろせる露天風呂で、本当に眺めが最高なのだが、

そこでひらめいたろくでもないことを話す。

熱海でマサトクさんのマンション(最上階に海が見える展望風呂がある)

を貸していただいたときも同じことを考えたのだけれど、

甲府盆地が見下ろせるってことは、甲府盆地から見えるってことだよね、と。

はっ!

ということは甲府盆地一帯からあそこの女風呂が見えるんですか!

そこは禁断の園!

山梨に住んだら天体望遠鏡買うしか!

というようなことを話したらたいそう呆れていただいた。

話してるうちに、VJのアイディアが浮かんできた。

微妙に危険だが、たぶん大丈夫。

これはROBAとは別名義でやりたいな。

僕の今持ってる技術だけじゃ難しいところがあるので、テッペイさんに

聞いてみようか。

色々楽しく話して、ふと時計をみていたら12時を回っていて大騒ぎ。

僕はともかく、アニキさんの終電がぎりぎりだ。

駅まで走っていって、二人を見送って僕も電車に乗ったところで気がついた。

ああ、アンテナケーブル忘れてきた・・・

_ 未来少年コナン

全話見終わった。

面白かった。

サンキューヤフー動画。

どうもソフトバンク関連に良い印象が無かったが、たまには良いこと

してくれるなあ。


2006-09-06 [長年日記]

_ 今日も区ト間

スガ君と飲み。

当初CAVE246で飲む予定で、池尻大橋駅で集合して向かったが、休みだった。

すまんす。

確認不足でした。

で、急遽区ト間へ。

二夜連続だ。

スガ君は甘い酒は苦手だそうで、いきなり愛人にチャレンジしてた。

アルコール度数40度のバケモノ梅酒だが、さすがにきつかった模様。

静かになってしまう。

しばらくしてスガ君の彼女さんが現れた。

よくしゃべる可愛らしいお嬢さんだ。

アボガドのサラダを美味しい美味しいと食べていた。

しばらくいて、スガ君たちが帰宅したのでもうしばらく居座って、

何杯か飲んで帰宅した。


2006-09-07 [長年日記]

_ 今日も区ト間

の予定だった。

マサトクさんが行ってみたいというので案内する予定だったが、

風邪引いて倒れちゃったので延期になった。

さてどうするか、ということでボクシングの練習に行きいい感じに

汗を流し、スーパーによって食料を買い込んで、家に帰って

料理を始めた。

久しぶりにカレーを作ることにした。

収入無いのに出費ばっかりなので、食費から削ることにして、

大量に作って凍らせておくことにした。

バーモントカレーの12皿分のルーを買い、それに併せて野菜や肉も買い込む。

知ってる限りの隠し味も買っておいた。

タマネギ4つをザクザクみじん切りにしてきつね色になるまで炒め、

他の野菜、肉も切って炒め、煮込み開始。

リンゴをすり下ろし、野菜ジュース、ビール、チョコレートなんかを投入して

隠し味にし、暇に飽かせてあくを掬い、ひたすら待つ。

真夜中にルーを入れて、もうしばらく煮込み、牛乳で味をマイルドにして完成。

食す。

うまい。

ちょっと水が少なかったか、濃厚すぎるかも。

あと、ジャガイモが溶けちゃって味がもっさりしてしまってるのが問題。

入れるの遅らせるか、いっそ入れない方が良かったなあ。

_ iMac新型

先週末のほったらかし温泉への道中、車の中でW君と話したこと。

「iMacの出荷が終わったらしくてどこの店にも在庫無いんだってさ。

そろそろ新型出るみたいだけど、速くなっただけなら全然

悔しくなくていいんだけどね」

「そうだね、どうせパフォーマンスはもう十分だしね」

オッケー!

本当に速くなっただけだった!

24インチはそもそも高すぎて買えないから気にならない!

値段も一万円安くなっただけなら許容範囲!

_ ふと思ったが、現行のiMacの形って、歴代のiMacの中で一番完成度が

高い形かもしれない。

初代のインパクトは素晴らしい物があったんだが、今となればCRTなので

でかくて邪魔なので、仮に同じデザインで最新のスペックだったとしても

買わないだろう。

あと、透明デザインは当時はインパクトがあったが、色気がありすぎて

置く場所を選ぶ(オフィスは無理。家庭でも一部厳しい)のと、

最後には飽きた。

ひっくり返したお椀の上にフラットパネルが乗ったような二代目は、

少々奇抜すぎたように思える。

面白いんだけど普遍的なデザインではないだろう。

同時期に出たeMacは、やっぱりCRTなのが最大の欠点。

ただしデザインは落ち着いていて、オフィスでも違和感がない

(学校用だから当然か)。

2004年からの現行デザインは、無駄のないソリッド感と適度な丸みが、

どこに置いても違和感のない物になっている。

家に置けばオシャレ、オフィスに置けば洗練されてるという印象だ。

すごく完成度が高い。

この形はもうしばらく続きそうな気がする。

_ そういえば、

G4 Cubeが好きだった。

あの無駄のないデザインは今見ても素晴らしい。

現在のiMacと同じ、素材感を強調したデザインで、かなり惚れた。

おしむらくは製造上のトラブルでユーザー離れが起こり、後継モデルが

発表されなかった。

Mac miniがその後を継いでて、用途的には十分なんだけど、今でもあの形の

PCが欲しいと思うことがある。


2006-09-08 [長年日記]

_ 考えてること

色々考えてたんだが、ちょっとここに書くのはあれか。

はっきりしたら書きます。

_ 夜遊び

昨日、かなり調子が良かったのだが、その反動か今日はひどくだるく、

何にもやる気が起きなかった。

多少仕事をやっつけたくらいで、夜になってからやっとやる気が出てきて

何人かに電話してみる。

さとやんがつかまったので晩飯に誘った。

バイクをかっとばし、初台のさとやん宅へ。

246から山手通りに入ったが、初台に入る曲がり角がどれかわからず、

しばらく迷って到着。

テレビでルパン3世を見て、猫と遊んでからラーメンを食べに行く。

ニンニク卵ラーメンというのを食べた。

なかなかうまい。

部屋に戻ってエブリ・エクステンド・エクストラで対戦してなかなか盛り上がった。

PCでゲームセンターCXを見せてもらった。

懐かしい妖怪道中記のPCエンジン版に挑戦している。

次に、TV's Highという番組のDVDを見せてもらった。

これは酷い(誉め言葉)。

風変わりなドラマで、木村拓哉の家にピザ屋がピザと一緒にテレビ局開局キットと

いうのを送りつけてきて、視聴率80%を取るまでやめさせてもらえない、

というよくわからない設定だった。

全編不条理。

登場人物はさりげに豪華で、青島幸夫がレギュラーだったり、西田ひかるや

宇多田ヒカルが出てきたりして、今このメンツを集めたら幾らかかるかしれた物じゃない。

なかなか楽しませてもらった。

それから二人でバイクに乗って秋葉原の銭湯へ。

靖国通りをまっすぐ飛ばして向かう。

現在休職中の会社には色々思うところがあるが、近所にあの銭湯があったのは

文句なしに素晴らしかった。

830円払い、タオルを渡されて入湯。

サウナがやたらとあつく、上の段だと足場が熱くて座っていられない。

体重の話やゲームの話をしつつ、しばらく浸かっていた。

風呂から上がって牛乳を飲み、しばらく休憩してからまたバイクで走り出し、

今度は築地へ。

市場を覗く。

まずは場外。

面白そうな店がたくさんある。

うまそうな魚がそこら中に売っているが、魚だけでなく肉や飲み物、食器なんかも

充実していた。

ラーメン屋や牛丼屋なんかもあるが、なかなか美味しそうだ。

場内でいい寿司屋があるというのだが、土曜日なので一般客が多く、

行列がすごくてちょっと無理だった。

どうせ今暇だし、今度平日に来よう。

場外の海鮮丼屋で朝飯を食べ、喫茶店でコーヒーゼリーをデザートに食べた。

「メイド喫茶って一回行ってみたいよね」

という話になり、

「じゃあ、これから漫画喫茶でも行って仮眠して、行こうか」

といわれたが、すでに午前8時。

ちょっと体力の限界。

寝たのは午前10時だった。

この生活、さすがにまずいな。


2006-09-09 [長年日記]

_ ぐったり

金曜の晩、一晩中出歩いてたせいでダウン。

夕方近くまで寝る。

そろそろ一回、夜まで起きて生活リセットするか、無職だと

だんだん生活が狂ってきていけない、と思っていたら、

VJのテッペイさんからメール。

agehaというクラブで今夜VJするそうだ。

行ったことがないのだけれど、agehaはかなり大きい有名なクラブで、

そこでVJできるというのはかなりすごいことらしい。

どうせ暇なんだからお祝いだと思って行くことにした。

電話で話してゲストディスカウントを入れてもらった。

終電で新木場へ向かう。

新木場に行くのは初めてで、着いたものの道がわからない。

交番で聞こうかと思ったらパトロール中で留守で、壁に貼ってあった地図で

勝手に調べて行ってみた。

橋を渡ったらズンドコ音が聞こえてきたので見たら、ずいぶんとでかい建物があった。

これだけでかいクラブは初めてだ。

入り口のスタッフも都内中心部の小箱と違い、格好がそれっぽい。

ゲスト用入り口から入り、1000円安くしてもらった。

中にテッペイさんがいるから荷物をVJブースに置かせてもらうつもりで

ロッカーに預けなかったが、セキュリティチェックがあり、鞄を全部開けて

調べられてしまって数分間足止めを食らった。

飲食物や危ない薬なんかを持ってないか調べられるそうだが、他の人はほとんど

手ぶらなのでスイスイ通り過ぎていくけど、僕だけ引き留められて

ちょっと恥ずかしい。

中に入ってフロアを覗くと隅の方にずいぶん広いVJブースが。

行って挨拶する。

テッペイさんのチーム、Re_Visionの相方さんに初めてお会いした。

相方さんは九州にいるので、こっちで活動することは滅多にないそうだ。

テッペイさんの同僚二人のヤマト君とタカハシ君はは独立してcode Annaという

チームを組んでいた。

あらいつの間に。

なんか一部の人がピカピカ光る電球入りの指輪をつけて踊っていたが、

バーの方でバニーちゃんが売っている、とのことでヤマト君と買いに行った。

戻ってきて口の中に入れ、口がビカビカ光っている、というのをやったら

かなり受けたが、しばらく遊んでたら飽きて、おまけに見てて目がつかれたので、

フロアにいたお姉ちゃんがほしがってたからあげてしまった。

「わー、ありがとー!」

と喜ばれたが、あれ僕の口の中に入ってたのは言わない方がいいな。

今回はニコラ・バリーというフランスのDJさんの日本ツアーということだが、

確かに気持ちいい音だった。

VJブースから調子よく眺めてたら、フロアに二つあるステージに異変が。

ダンサーのお姉ちゃんがポールに絡みついて踊っているが、すげー!

ポールダンスってハリウッド映画でたまにやってる、やる気無く棒の周りを

回ってるようなのだと思ってたけど、腕だけで体支えて上下反転するわ、

そのまま逆さまのまま上に上っていくわ、片手だけで体を支えて回りながら降りてくるわ、

実にアメージング。

本気で鍛えてないとあんなのできないわ。

というか、僕が真似したら頭から落ちて首の骨を折って死ぬだろうな。

テッペイさんたちはガスマスクをかぶってVJするという芸風だが、

これは苦しいやらガラスが曇ってくるやらで長時間できず、30分ほどで

脱いでいた。

それをいいことに貸してもらい、被ってフロアで踊ってたら大受け。

しかし僕は呼吸が苦しくて死にそう。

ある意味ハイになってお得。

休憩しようとバーに行ってビールを買って戻ったら、近くにいた若いお兄ちゃんたちに

「すごいですね!」

と声をかけられた。

これは楽しいわ。

テッペイさんたちの出番が終わって、みんなで外の屋台で飲んだり食べたり。

テッペイさんがこてっちゃん丼を食べ、僕は塩焼き肉丼を食べた。

今回のツアーに参加してるフランス人のお兄さんと英語で話す。

最近使ってなかったなあ、英語。

カプカプと酒を飲み、いい感じに酔っぱらう。

1時間ほどでまたテッペイさんたちの出番でフロアに戻ったら、またポールダンスが。

鍛えられたお腹がまぶしい。

テッペイさんに借りて、今度はウサギマスクで踊る。

これはガスマスク以上に苦しいが、ビジュアルのインパクトがすごいので

周りが喜んでた。

4時くらいで力尽き、VJブースでバタンキュー。

目が覚めたらほとんど終わっていて、フロアがガラガラになっていた。

最後までいて、お疲れさまーとみんなに挨拶してたら、agehaのスタッフに

追い出されたので帰宅。

帰ってダウン。


2006-09-10 [長年日記]

_ 起きたら

すごい時間だった。

昨日も書いたが、そろそろ生活一周させて直さないと。

しばらく家でぼんやりして過ごす。

T君から電話。

昨日の晩、agehaに誘いに電話したんだけど、その時つながらなかったのが

今かかってきた。

agehaはでかいね、すごいね、と話す。

彼はちょっと前から働いてないが、仕事探しは難航しているらしい。

僕は手に職があるのでけっこう簡単に転職できるが、これは本当に

ついてることだよな。

どうしようか考え、パソコンを持って歩いて10分くらいの場所にある

モスバーガーへ仕事しに行く。

エビカツバーガーのセットを頼んで、バッテリーが切れるまで延々と

ドキュメントを書いていた。

仕事しながら客を眺める。

家族連れが多い。

最近、家族に憧れている。

前まで全然気にしていなかった都会の孤独が、ここ最近酷い重圧に

なってるのは自覚していたが、そこで見せられた暖かい家族に衝撃を覚えた。

本当に暖かい家族で、自分の心も暖かくなるのと同時に、暖かさに

灼かれるような気がした。

日光浴に憧れるドラキュラみたいな心境。

そんなことを考えてたらバッテリーが切れたので、バイクで15分くらい

走り回って気分転換してから帰宅した。


2006-09-11 [長年日記]

_ アニメづく

ニートになってはや二週間。

しみじみ思うのは、インターネットテレビって便利だなあ。

Yahoo動画で未来少年コナンは全話見ちゃったよ。

面白かった。

Gyaoでは装甲騎兵ボトムズ、やってるところまで見ちゃったよ。

スコープドッグは本当に格好いいなあ。

んでもって今度はバンダイチャンネルで、14日までの限定で、

「とっぷをねらえ」「トップをねらえ2」が無料放送中ですよ。

おもしれー

こういうのが見たい時に見られるって、便利な時代になったよなあ。

思えば僕がガキの頃は、見そびれたアニメは再放送を待って、

それに間に合うように家に帰ってなければならなかった。

時代が進んでレンタルビデオが普及しても、全然安くなかったし、

見たいと思えば長い坂をおりて(うちの実家は山の上にあった)

ビデオショップへ行って借りてきて、また長い坂を上って見てから、

次の週(金がなかったからケチると当日中)にまた坂を下って返しに行って

坂を上って帰らなくちゃいけなかった。

今でも正直言うと、ツタヤで借りて返しに行くのが面倒くさい。

今のシステムはしみじみ便利だ。

Gyaoなんかはまだ採算がとれてないそうだが、できることなら

このままうまくいってこの流れをのばして欲しい。

_ 今日のボクシング

今日も仲むつまじいプリンストレーナーとShunji。

幾多の愛の試練をくぐり抜け、絆を深め合った二人の関係は

確かな物となっていた。

しかし平穏な生活は永遠には続かない。

二人を見つめる若い視線、Yが。

「なによShunjiったら私のプリンストレーナーとあんなにベタベタして。

あの人がしつこいからプリンスは仕方なくつきあってるんだわ。

本当は私のような若くてピチピチした子の方がプリンスも好きなはずなのに・・・

だってプリンスはロリコンなのよ!

悔しい!

こうなったら私が二人の関係を壊してあげるわ!」

そう呟き、彼はShunjiへと歩み寄るのだった。

_ で、行ったら愉快なガキ、Yがいた。

僕がまじめにトレーニングしまくってた頃、スパーリング大会で携帯で

試合の動画を撮ってくれ、とお願いしたら、面白がって散々撮りまくった挙げ句に

バッテリー切れで僕の出番には使えなくなってたという愉快なガキだ。

当時は小学生だったのが気がつけば中学生になりずいぶんでかくなっていたが、

相変わらず口の減らないガキのままで面白い。

おしゃべりしながら練習すると、実にはかどらなくて全然トレーニングにならない。

プリンストレーナーも混じって、

「僕たちは『ダーリン』『ハニー』と呼び合う仲なんだよ」

と言ったら微妙に混乱していた顔をしていた。

ハッハッハ、ボーイ、

世の中には君の知らない愛の姿があるんだよ。

彼女ができたそうだが、今時の都会の中学生は進んでいるなあ。

僕の頃は実際につきあってるのなんて数えるほどだったが。

で、適当に練習を切り上げたが、Yとのおしゃべり時間が長すぎて全然

トレーニングになってなかった。

だめだこりゃ。


2006-09-12 [長年日記]

_ 帰省

実家に帰る。

うちの実家は長野県で、せっかくだからバイクでツーリングしてこようと

思っていたが、雨でそれどころじゃない。

前の晩に洗濯したシャツ類も乾いてなく、仕方なく室内干しして

その内2枚はぬれたまま鞄に突っ込んで家を出た。

普段ベランダに置いているポトスの鉢を、バイク置き場の自分のバイクの

横に置いてきた。

最近天気が悪いし、これで最悪でも水不足で枯れることはないだろう。

新宿から高速バスに乗り、実家へ。

遅れもなく普通に着いた。

やたら寒い。

そんなに寒くないだろうと思って半袖で来たが、これでは死んでしまう。

駅前のパルコに入ってロンTを購入した。

昨日あたりから急に寒くなったそうだ。

天気悪かったからなあ。

実家ではお袋が整体中だったので、オヤジと晩飯を食った。

夜、僕も整体をしてもらった。

かなり酷いらしい。

まあ、そうだろね。


2006-09-13 [長年日記]

_ 実家

お袋の整体の患者が9時から来るというので、8時にたたき起こされた。

朝飯をもさもさ食べ、仕事を始めた。

一時間半ほどで一段落ついたので昼寝。

自分のマンションよりすっきり眠れるのはなぜだろう。

午後1時半、お袋の整体が一通り終わったので飯を食いに行く。

雨の中ひたすら歩いて、駅前の茶蔵という蕎麦屋へ行く。

途中で郵便局に寄り道して、会社に郵便物を一つ発送。

お袋は先に行って注文してて、着いたらちょうど頼んでいたのが

出てきたところだった。

蕎麦膳セットで、蕎麦の他に、天ぷら、豆腐、豆乳、おにぎり、漬け物、

コーヒーがついてきてなかなかお得。

味も良くて、気に入っている。

お袋食べ終わって会計済まして行ってしまったが、僕はそこで作業をする。

カウンターにコンセントとLANポートがあって、PCを持ち込めばネットに

つなげられる。

非常にありがたい。

そこでしばらく延々作業させてもらった。

あんまり居座るのも悪いので、途中で追加注文でぜんざいとコーヒーのセットを

頼んだ。

美味しい。

客から電話。

バグ発生だそうだ。

うう。

夕方まで働いて店を出る。

週末に大阪のSさんのところへ遊びに行くのだが、土産がてらフルーツを

送ろうと思ったが、昔から駅前にあったフルーツ専門店が潰れたのか移ったのか、

見あたらない(後で調べたら近くのビルの中に移っていた)。

駅前のエスパの地下に行ってみることにした。

買い物をしようと思ったらまた客から電話。

エンドユーザーのところに行ってくれないか、と言われたが、

今すぐは厳しいです。

来週まで待ってもらうことに。

地下に降りてフルーツを見る。

美味しそうなブドウが売っていたので、これを送ることにして手続きを済ませた。

駅前のゲーセンを覗いてみる。

バーチャ5でもやろうと思ったら閑古鳥が鳴いていた。

それでもやったら初心者が乱入してきて、何連勝かさせてもらった。

続いてパルコ地下の本屋を覗く。

正直言うと、最近ちょっとJavaに飽き気味なので、新しい技術を漁ろうと思ったが

大して品揃えが良くなくて収穫はなかった。

というか、作りたい物があんまり無いことの方が問題なんだよな。

まあ、近々に仕上げないといけないプログラムが一本あるのだが。

松本パルコは6階にビレッジバンガードがあるのだが、ついでにそっちも覗く。

Sさんの土産に某漫画を購入。

気がつけばけっこう遅い時間になっていたので帰ることに。

また延々歩いて帰宅した。

_ Apple新製品発表

新しいiPodいいなあ。

僕は2代目のiPodとshuffleを使ってて、普段はもっぱらshuffleを

愛用しているのだが、ギャップレス再生がやっと出来るようになったのが嬉しい。

テクノのリミックス物のCDをよく買うのだが、せっかくのミックスが

細切れになってしまうのが非常にもったいないと思っていたんで

素直に嬉しい。

ただ、shuffleがそれに対応してないのは悲しい。

元々ランダムシャッフル再生を主眼に据えたデバイスだけど、

新しいCDを買ったときはプレイリストをインポートすることで

CDと同じ順番で再生していて、shuffleとはいえギャップレス再生は必要だ。

何とかならんものか。

shuffleはデザインが素晴らしい。

ただ、ドックを使ってPCに接続するようになったのは残念。

USBメモリとしても使えて、仕事で人にデータ渡す時に重宝したのに。

nanoがアルミになったのは、前のが傷つきやすかったから?

評判の良かったminiがそのまま小さくなったようなデザインで、カラフルで

楽しげでいいな。

大きいのは、あれはあれでとても欲しい。

VJのバックアップ用にも使えるし。

80GBあったら当分は持つなあ。

iTunesもバージョンアップして7になったが、一番嬉しいのはやっぱり

ギャップレス再生か。

ただ、Mac上での音楽再生はiTunesが使いやすいと思うけど、なぜかWindowsでは

あんまり使いたくないんで微妙。

iTVは、WindowsのMedia CenterでもXbox360があの位置にあるし、

ああいう製品は今後増えていきそうな気が。

MacのApple Remoteは使い勝手がすごく良いので、その点で強力そうだ。


2006-09-14 [長年日記]

_ 実家の日々

昨日と同様、午前8時に起こされて飯を食う。

今日はお袋の整体の客が9時半に来るそうだ。

着替えを全部洗濯してしまったので外出は諦め、今日は仕事をして

過ごすことにした。

飯を食ってノートPCを取ってきて作業を始めようと思ったら、

お袋に足湯をするように言われた。

約2時間、器にお湯を張って足を突っ込み、ぬるくなるたびにポットからお湯を

足すのを繰り返しながらコードを書いていた。

客から電話。

バグ発覚。

うひ。

自分の担当した部分ではないので、メールで修正をお願いするか。

昼、お袋が30分空いたので昼食。

午後はまた少し仕事してから昼寝する。

起きてテレビを見たりネットを眺めたり。

Wiiの発売日と定価の情報を追っかける。

晩飯を食べたらまた眠くなって、部屋に入ったらスコンと眠ってしまった。

夜中、携帯が鳴って目が覚めた。

ハッスルバッスルのオーガナイザー、maricoさんだ。

「三軒茶屋着いたんですけど、入り口ってどこですか?」

え?

俺、何かmaricoさんと約束してたっけ?

寝ぼけた頭で必死に考えてるうちに、携帯が切れてしまった。

どうも実家周辺はVodafoneの入りが悪い。

W-ZERO3でかけなおしたら、酔っぱらって何か勘違いしてたらしい。

ああ、びっくりした。

東京に戻ったら飲みに行こうと誘って電話を切る。

時計を見たら午前3時。

人騒がせなお姉ちゃんだなあ。

さて、さすがに寝まくりで目も覚めちゃったしどうするか。

とりあえず日記書いておくか。

_ 太極拳

お袋に太極拳の動作を習った。

足を前後に開いて、体重を移動させるだけだが、これは傍目より

かなり大変だった。

ヒンズースクワットで膝を曲げて中腰のまま我慢することで下半身強化が出来るが、

あれと足の後ろ側の筋のストレッチを兼ねたような物だった。

これ効くわ。

自分は足腰が弱いと思ってるので、ちょっとやってみるか。

_ Wii

任天堂のWiiの定価、発売日が発表された。

25000円、12月2日発売。

発売日に3万円握りしめて買いに行く。

いや、その前に予約する。

ここしばらく、ゲームの発売が楽しみという感情を持ったことが無かった。

絵はどんどん綺麗になるが、それに慣らされすぎて何を見ても「だから?」という

状態になっている。

PS2レベルのグラフィック性能でプレイに支障のないゲーム内容ばかりなので

新しいハードウェアにそんなに魅力を感じられなかった。

だが、Wiiは「これなら今まで無かった新しい楽しさが得られるんじゃないか?」という

期待が持てる。

楽しみ。

_ 他ハード

Xbox360やPS3は、Wiiと違ってハードディスクを積んでいることをもっと

強調するべきなんじゃないのかな、と思う。

Xbox360をいじって一番面白いと思ったのがそれだった。

本体に大容量の記憶装置があることで、ネットワーク接続がより有効に

働くように思える。

ネットワーク接続だけだと遠くの人と対戦出来るだけだけど、

ハードディスクがあればその実績を残すことが出来たり、今までの経緯によって

自分の環境をカスタマイズ出来たりして、情報をより有効に蓄積でき、

今はやりの言葉で言えばWEB2.0的な発展があるように思える。

ただ、僕もこの文章をまとめるのに苦労してるくらいで、そのおもしろさを

うまく伝えるのは大変だろうな、と思う。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ genu [vodafone、職場で圏外で困ります。 しかし海外行くと電波バリバリ。そりゃあうれしいけど、年に十数日しかいかない..]

_ Shunji [なんかvodafone、やる気無いんじゃないかと思うことありますね。 他のキャリアならバリバリ電波はいるところで使え..]


2006-09-15 [長年日記]

_ 温泉

昼過ぎ、お袋は整体しに東京はOさんのところに泊まりで行ってしまった。

家でプログラム書いたりネット見たりして過ごす。

晩に妹が帰ってきたので、温泉に連れて行ってもらった。

南松本にあるスーパー銭湯風な温泉で、妹が気に入ってよく通っている。

途中、ツタヤに寄ってもらう。

PSPで出てる、カプコンの昔のゲームの詰め合わせが欲しいのだが、

買おうか悩んでいたのでとりあえず物を見てみようと思っていた。

魔界村シリーズやスト2シリーズ、戦場の狼シリーズ等々、なかなかの

盛りだくさんでお得感が高そうだったが、売り切れてた。

本売り場で漫画を眺める。

妹に、デトロイト・メタル・シティは漫画喫茶でいいから読んでおけ、

と言っておいた。

あと、志村貴子の青い花を薦めておいた。

まあ、つぼにはまるかわからんが。

それから温泉へ。

客が少ない。

広々とした風呂だが、その割に客が少ないので広々使えて嬉しい反面、

いつ潰れるかドキドキもの。

1時間少々風呂に浸かり、また別のツタヤに寄って帰宅。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ Karcy [« Twist Tropiques », bien vu : Baudr..]


2006-09-16 [長年日記]

_ 大阪紀行

先日京都から大阪へ引っ越したSさん夫妻に会いに、大阪へ。

午前7時7分のしなのに乗るため、5時半に起き、お袋が作っておいてくれた

カレーを朝食にした。

着替えて髭を剃り出発。

駅まで約40分、延々歩く。

しなのの予約が取れなかったので早めに行って並んで待っていた。

禁煙と喫煙では、禁煙席の方が列が長く、少々悩んだが禁煙席の列に並んだ。

たばこは嫌いなんだが、2時間立ったままというのは気が乗らない。

幸い、座ることが出来たのでPSPでエブリ・エクステンド・エクストラを遊んだり

コードを書いたりしながら名古屋へ。

名古屋では席の予約の都合で、一本待って、約30分ほど待って新幹線に乗った。

旅情も無く新幹線は突き進み、1時間で新大阪へ。

Sさんはお仕事中なので、奥さん(こっちもSさんなのでややこしい)に連絡して

なんばで待ち合わせた。

奥さんが来るまで、暇なんで周囲を散策する。

アーケードの商店街を歩いてみたら、やたらと雑多な雰囲気が楽しい。

靴屋でコンバースの新作が出ていたが、色合いが可愛くてちょっと欲しくなった。

ビックカメラで大型液晶テレビを眺める。

欲しいなあ。

しばらく経って奥さんから電話。

なんばに着いたそうだが、Sさん家では最近二人目のお子さんが生まれたばかりで、

奥さんは乳母車を押しているので地下鉄からのエレベーターを探してるそうだ。

歩かせたら申し訳ないんで僕が地下に降りた。

奥さんに会うのは3年ぶりくらいだろうか。

乳母車の後ろに追加で足場を付いていて、そこに黄色い長靴を履いた2歳の長男が

立って乗っていた。

長男は最初ちょっとだけ人見知りして、奥さんが

「この人がロバお兄ちゃん」

と紹介してもなんだか照れていた。

生まれたばかりの長女は乳母車ですやすやとよく眠っていた。

可愛いなあ。

4人でまずは周辺を散策。

長男と食い倒れ人形前で記念撮影した。

それからアメリカ村の方へ向かった。

アメリカ村には三角広場というのがあって、よくテレビに紹介されていて、

地方の若い子の憧れらしい。

あー、東京だと池袋ウエストゲートパークを見て池袋駅西口に憧れるような物か。

原宿みたいな街並みだ。

たこ焼きを買って長男に食べさせてあげた。

しばらくそこで休んでからまたなんばに移動したが、長男が眠くなってしまい

乳母車の足場から落ちそうになっていて、抱えてあげようとしたら

さくさんに言われた。

「あれ?手提げ持ってなかったっけ?」

あれ?

三角広場に忘れてきた!

荷物の中は、W-ZERO3とPSPとiPodと着替えが。

洒落にならん。

走って戻る。

半泣きで走って戻ったら残ってた。

良かった・・・

駅に戻ったらSさんが到着していた。

スーツなんだけど、ジャケットを着ずに白Yシャツの裾を出しっぱなしにしていると、

Sさんの顔つきも相まってなんだか放課後の高校生みたいだった。

みんなでなんば駅の上の自然食品の店へ。

ああ、ヘルシー味。

色々話しながらご飯をいただく。

その後、電車でSさん邸へ移動。

Sさんの家は、駅からすぐ近くの、大きな公園のすぐ側にある団地だった。

遊び場が多くて、子供を育てるには良さそうな環境だ。

さくさんに頼まれて、Sさんと散歩がてら近所の商店街へ買い物へ。

昭和みたいな街並みだ。

肉屋や、豆腐屋、製麺店といった、スーパーに押されて消えていった専門店がある。

また、ブティックと呼んでいいのか、馬鹿みたいに派手な服が1000円とかで売ってる

服屋が。

あー、大阪のおばちゃんのやたら派手なファッション発信地はこういう店だったのか。

大量に買い込んでSさん宅へ戻り、晩ご飯の支度が始まった。

晩ご飯はお好み焼き。

あんまり手伝えることもないんで、長男の相手をしてあげたり。

最近、自分が思ったより子供好きだと気がついた。

子供に好かれやすいのは知っていたんだが。

最近よく行ってる区ト間のことを話したら、手作りの梅酒をいただいた。

濃厚でおいしい。

食事後、Sさんと長男と3人で、近くのスーパー銭湯へ行くことになった。

長男はスーパー銭湯の申し子だそうで、格付けするらしい。

長男が言うことを聞かないと、Sさんが

「わがまま言うとスーパー銭湯連れて行ってあげないよ」

と言うとおとなしくなって面白い。

ネットで風呂の情報を調べていたら、スパワールドというのがあった。

これって、もしかしたら僕がよくVJでCMを使ってるスパプーのところはないかと思い、

Youtubeで調べて見せたら長男が大喜び。

何回も再生して見せた。

で、結局スパワールドはちょっと遠いし、近い別の銭湯へ。

Sさんの自転車に子供用シートをつけて、長男はそこに乗っていった。

Sさんの自転車は電動だが、僕が乗ってたのはノーマルなママチャリで、追いつくのが大変。

なかなかいいお湯だった。

途中、ハプニングがあったがこれは書かない方がよかろ。

帰りに寄ったコンビニになぜか自転車の空気入れ(電動コンプレッサー)があり、

入れさせてもらって帰宅した。

長男に絵本を読んであげた。

さくさんが卵の本を読んであげてたのが見事だった。

文章が全部関西弁で、それを思いっきりネイティブ発音で読むので、

僕にも面白かった。

漫画の話になり、魚河岸三代目を読ませてもらったが、なかなか面白い。

よくある美味しんぼフォーマットなんだが、題材が魚限定というのが無茶でよい。

寝入りばな、Sさんに聞いてみた。

Sさんは元パティシェだが、仮にSさんが漫画の原作者になって、お菓子だけで問題解決

するという話は出来るか聞いてみたが、出来るそうだ。

じゃあ、冷え切った夫婦をどうにかするにはどんなお菓子にしますか、と聞いてみたら

それっぽいのがさっと出てきた。

さすが。

プログラマとしてだったらどうするか聞かれたが、どっちかというと速やかかつ

スムーズな離婚の仕方を考えてしまうので漫画にならないと思う。

昔やってた自転車だったらどうかと聞かれたが、タンデムでも乗せときますかね。

無難だし。

でも、あれって息が合ってないとうまく走れないんで、むしろ仲が悪くなりそう。


2006-09-17 [長年日記]

_ 大阪紀行二日目

起きてしばらく頭がぼんやりしてて、長男が元気に走り回ってるのを尻目に

ぼーっとしてた。

Sさんに散歩に誘われたので、長男を連れて出発。

駅前の100円ショップで、紐を引っ張るとプロペラが飛んでいくオモチャを発見し、

長男のために買ってあげた。

ペットショップで金魚のえさを買ったが、長男と僕の二人で子猫を眺めてた。

可愛いなあ、もう。

何駅か離れた場所にある商店街に向かった。

またノスタルジックな商店街なのだが、残念ながら日曜で、ほとんどの店が休みだった。

残念。

というか、大阪では日曜日に店が休むのか。

むしろびっくり。

それでも100円ショップはやっていて、後に備えてサンダルを買おうとしたら、

長男がビー玉をほしがっていたので買ってあげた。

「ほら、お兄ちゃんにありがとうは?」

とSさんが言うと、

「ありがとー」

と言うのが可愛い。

ちんちん電車に乗って移動し、通天閣周辺へ。

途中、昨日行きそびれたスパワールドの建物があった。

屋根の上にジェットコースターがあるが、全然動いてなかった。

大変に雑多な街だ。

通天閣に上ろうかと思ったが、人が多すぎるのでパス。

街並みを眺める方が面白い。

あまり大阪と関係ないような気もするが、昼ご飯に蕎麦屋に入る。

冷えたそうめんがつるっとしてて美味しい。

それから通天閣周辺を抜けて、ちょっと治安の悪いエリアというところへ。

要塞みたいな職安があった。

えらくごつい。

ちんちん電車に乗ってまたSさん邸に引き返したが、なんかのんびりしてて

いいな、と思う。

東京より生活のテンポがゆっくりしてるような気がする。

もっとも、人間は東京よりハイテンションだが。

Sさん邸に戻ってしばらく休憩してから、車で奈良の東大寺へ向かった。

東大寺はSさんが会社をやっていた頃の取引先で、その縁で行事の手伝いを

しているのだが、今回は僕も盆踊りの売り子を手伝うことになっていた。

天気が怪しく、果たして盆踊りが開かれるかかなり不安だった。

東大寺に着くとバラバラと雨が降っていて、ますます不安に。

しかしその後、始まる頃には小雨になって、本格的に盛り上がった頃は

ほぼやんでくれた。

ありがたい。

やぐらから離れたところにテントが立っていて、飲み物、金魚すくい、

ポップコーン、綿飴、そうめん、団子やまんじゅう、助六寿司なんかが売っている。

雨の中、カッパの上にエプロンをして支度をする。

僕らの仕事は呼び込みだった。

ようするに大声を張り上げるのが仕事だったが、微妙に照れがあるので、

食券を買ってきてドリンク売り場で缶ビールを売ってもらい、かっと飲み干した。

景気づけはこれに限る。

VJでもよくやってる手だ。

しかしまだ酔いが足りず、いまいち声が出ないのでもう一杯買ってきて飲もうと思ったら、

階段の石段が雨で滑って、思いっきりすっころんで注目されまくり大変に恥ずかしかった。

けがが無くて良かったんだが。

2杯飲んだらさすがに調子が出てきて、適当な宣伝文句を叫びまくり。

「ドリンクいかがっすかー!

すかっと爽やかコカコーラ!

ラムネにパイナップルジュースにコーヒー!

お父さんには冷たいビールもありますよ!」

「可愛い可愛い金魚すくいはいかがですかー!」

くらいならいいが、

「かわいそうな金魚を救って功徳を積んで、極楽浄土に旅立てる金魚すくいは

いかがですかー!

奥さん、地獄に堕ちても仏様が蜘蛛の糸を垂らしてくれますよ!」

「寿を司ると書いて寿司!

おめでたい東大寺のお寿司はいかがですかー!

今ならこの幸運がたったの400円ですよ!」

とか、ポップコーンは近くの国際交流団体のお兄ちゃん、綿飴はお姉ちゃんが

作っていたので、

「若くてピチピチのイケメンが作ったポップコーン、

可愛いお姉ちゃんの作った綿飴いかがですかー!

10歳若返りますよ!」

とかデタラメ放題。

Sさんが綿飴作りを手伝っていたので、

「どことは言えない某有名お菓子会社のパティシェが作った綿飴いかがですかー!」

なんてのも叫んだ。

長男はたくさんポップコーンをもらってご機嫌そう。

長女は乳母車の中ですやすや眠っていた。

この長女は、たまにぐずっているけれど、だいたい静かに眠ってて、

落ち着いてるなあと感心する。

一息ついてやぐらの方を眺めると、気合いの入ったおばちゃんたちが踊ってる。

Sさん曰く、盆踊りに命かけてるそうだ。

すげー。

やぐらで歌ってる歌手のグループは、一夏でとんでもない金額を稼ぐそうだ。

金額を聞いてけっこうたまげた。

のどを嗄らしきって盆踊りは終了した。

後片付けをしてSさんの車で引き返した。

途中、疲れで意識が飛んでいて、気がついたらSさん邸だった。

_ ニート童話

長男に絵本を読んであげたのだが、熊の一家のお話だった。

まあ他愛のない話で、丸太小屋に熊の一家が住んでいて、

お父さん熊が出かけていって、お母さん熊が出かけていって、

子供熊が出かけていって、しばらくしたらみんな食べ物を持って帰ってきて、

晩ご飯を食べてお休みなさい、という話だったが、なんか悪い癖が出た。

子供熊が出て行ったところで

「お兄さん熊は今日も部屋から出てきません」

お休みなさいの後で、

「お兄さん熊は今日も一日、部屋から出てきませんでした」

と言ってしまったらSさんが笑ってた。

ボタンを押すと音が出るオモチャがあって、一週間の歌が流れてきたので、

「月曜日は仕事へ行かずー

部屋でー一日中寝てたー

てゅらてゅらてゅらてゅらてゅらてゅららー」

とナチュラルに出てきたし。

そろそろまじめに働くか。


2006-09-18 [長年日記]

_ 大阪紀行最終日

大阪もこれで最終日。

起きて、Sさんと長男で公園に遊びに行く。

昨日買った、紐を引っ張るとプロペラが飛んでいくオモチャで遊びに

公園へ行った。

長男が「乗りたい」と言うが、それは無理だよーと諭したが、

たぶんタケコプターみたいなイメージなんだろうな。

一緒にグラウンドへ。

このオモチャは子供の手には大きすぎるようで、紐をめいっぱい引いても

引き切れてないし、パワーがないのでプロペラが飛ばない。

仕方ないので僕がハンドル部分を握って、長男が紐を引くようにしたら

何とか飛んだ。

Sさんがぐいっと引いたら10メートルくらい飛んだ。

100円のくせに良くできてるなあ。

そろそろ時間なのでSさんの家に戻って荷物をまとめ、京都へ向かう。

長女の顔も見ておいて、さくさんには挨拶して出発。

Sさんと長男には途中まで送ってもらった。

今度はSさんに手提げ袋を持ってもらって、長男をだっこしてあげた。

あー、名残惜しい。

次回来るときはこの子達はどんなに大きくなってるんだろうか。

Sさんたちと別れ、一路京都へ。

mixiで知り合った、mfilerの作者のだいすけさんとお会いすることになっていた。

待ち合わせ時間ちょっと前に京都駅についたが、駅で出口がわからなくて

少し迷った。

中央改札にいただいすけさんは若そうな顔をしたお兄さんだった。

まずは腹ごしらえで、駅の上の階でネギ焼きを食べつつファイラー話。

適当なところで切り上げて、バスで清水寺へ移動。

ここに来るのは何年ぶりか。

当時、台湾人の女性とつきあっていて、京都が見たいというので休みに

夜行バスで連れてきた。

あの頃は真冬で、死ぬほど寒かったが楽しかったな。

晩夏の清水寺はその時と違い、汗ばむ残暑の中に涼しい風が吹いて

居心地が良かった。

いいひー旅立ちー

そんな物思いを常駐させて脳みそのリソースを3%くらい使いながら、

残りの97%でファイラー話と観光をしていた。

mfilerが完成したら次は何を書くか聞いてみた。

fire file copyのような、ファイラーの補助ソフトだそうだ。

需要はあると思うが、狭い需要だよなあ。

ファイラーの需要は、これ以上減ることはあっても増えることはもう無いだろう。

一般ユーザーはエクスプローラで満足しちゃってるし、ソフトウェア業界の

人間ですら僕がjFD2を使って仕事をしていると、

「それ何ですか?」

と聞いてくるんだから。

とはいえ、その中で各自の求める物に従って様々な方向に進化しているのが

面白いところだと思う。

丸山公園に向かって散歩しつつ移動。

土産物屋を眺めながら散策。

天気も思ったより悪くなく、穏やかな街並みが続いて気持ちいい。

途中、500mlペットボトルで抹茶が売っていた。

あまりの珍しさに購入。

だいすけさんに聞いてみた。

「京都の人たちは普通に抹茶飲むんですか?」

さすがに毎日飲んだり、会社で上司がOLに「○○君、お茶を頼む」と言ったら

その場で茶筅でしゃかしゃかかき混ぜ始めたりするようなことは無いようだが、

東京よりは飲んでいるようだ。

丸山公園で木陰に座ってまたファイラー話。

あふの作者さんからお叱りを受けたそうだ。

当時まだ自分で使い込んでなく、自分が使わなければ実用性は得られない、

というような理由らしい。

せっかくなので、jFD2を見てもらう。

jFD2は僕が使うために作ったので、実用性には自信がある。

まず、わかりやすい実用性としてグラフィックビューアを見てもらった。

ぶっちゃけると、jFD2のグラフィックビューアは漫画を読むためにある。

もちろん他の用途にも使えるようになっているが、特に漫画を、

しかも寝ながら読みやすい。

そこら辺を実演したらかなり受けたので、調子に乗って他の機能、

特に自分個人のニーズにだけ一致した物を見せたら感心してもらえた。

「これでどうして普及しないのか不思議です」

と言われたが、考えてみると宣伝しないからだろうな。

蚊に刺されつつしばらく話してたら日が暮れてきたので、だいすけさんが

調べておいてくれた沖縄料理の店へ。

最初、時間が早すぎて飲み物しか準備できてなかったが、少し待ったら

料理も頼めるようになった。

豆腐ようがあったので頼んでみた。

これ好きなんだよなあ。

そのほかゴーヤチャンプルーなんかも。

酒はまずはオリオンビールから入って、残波の黒等泡盛を飲む。

だいすけさんはなかなか酒に強く、いい勢いで飲んでいた。

若いからなあ。

どなんの60度というのを発見し飲んでみたら、さすがに強烈で、

それまでいい調子で飲んでいたのが、一気に酔った。

これは効く。

かなりアルコールな味だった。

時間なのでお店を出て、駅まで行って解散したが、高速バス乗り場でチケットを買い、

ベンチで座ったらしばらく潰れてた。

時間になってバスに乗り込み一路東京へ帰宅。


2006-09-19 [長年日記]

_ 客先へ

明け方、やっとこさ帰宅してそのまま寝てた。

昼頃起き出して、客先に電話する。

当初、もっと長く関西をふらついてるつもりだったが、客からバグ報告があり、

「来てくれ」

と言われて断れなかった。

スーツを着て出かける。

エンドユーザー現地に到着して状況を聞き、バグ調査を始める。

いくつか問題があったが、一つの原因はずばり仕様ミス。

話し合い、少しプログラムを書き足して対処することになった。

他はDB上のカラムの型の間違い等。

比較的スムーズに解決できた。

僕の書いたプログラムを使って働いている女性が数名いるが、そのうちの一人が

いそいそと帰って行った。

たかりに行くんだそうだが、事情がわからないでいたら教えてくれた。

無駄遣いをしてしまい、金が全然無いそうで、飯をおごってもらうのだそうだ。

話を聞くと、どうしようもないくらい見事な無計画性無駄遣いで、

呆れるやら笑うやら。

客に

「おごってやってくださいよ」

と言われたが、まあ面白いとは思う。

8時くらいに全て完了してエンドユーザーの会社を出た。

駅周辺で晩飯を食っていくことにしたが、新橋のお気に入りだった餓王という

ラーメン屋が潰れてしまい、代わりに入った店で食べてみることにした。

まあ、餓王ほどのインパクトはないが、なかなかうまかった。


2006-09-20 [長年日記]

_ マサトクさんと飲み

前からマサトクさんを区ト間に案内することになっていた。

マサトクさんが風邪引いて倒れたり、僕が関西に行っちゃったりで

伸びていたが、やっと時間があったので案内することが出来た。

当初、8時に集合するはずだったが、マサトクさんが会議が入ってしまい伸び、

むつみ屋でラーメンを食べたりドトールでコーヒーを飲んだりして

時間をつぶした。

マサトクさんが来る30分前くらいに区ト間に入り、クマさんとお話しして

待っていた。

マサトクさんは僕に電話が通じず、しばらく迷ってたらしいが、やっと通じて

しばらくしたら現れた。

まずは乾杯。

僕は黒糖の梅酒を。

濃い。

頼んでおいた横綱大社長のコピーを持ってきてくれた。

これは10年以上前にアフタヌーンで連載していた漫画で、猛烈に勢いだけ激しい

伝説的漫画なのだが、単行本が出たら買おうと思っていたのに待てど暮らせど

発売されず、もう読むこともないのかと諦めていた物だ。

後で事情を知ったが、最後に担当とけんかをして単行本化が流れたんだとか。

それをマサトクさんの友達がわざわざ国会図書館に行って全話コピーしたのを

さらにコピーしてもらった。

久々に読んだがやたら素晴らしいんですが。

マサトクさんは新しいカメラを購入してご機嫌っぽい。

一眼レフで、被写界深度が浅く、何を撮ってもいい雰囲気になっちゃうのがすごい。

僕やお酒の写真を撮ったのを見せてもらったが、やたら格好良く撮れた。

僕もやってみたくなり、先日知り合った白魚トーフさんにでも弟子入りしたいと思った。

最近行ってない茶箱周辺の情報を聞いてみた。

なんか、みんな色々とあるっぽい。

ちょっと書けない話ばかりだが。

騒動に頻繁に顔を出すアレがなあ・・・

仕事の話。

なんだかんだ言ってマサトクさんは社長業に適性がある。

僕はそっちは全然だめだが、プログラマとしての適性はある。

少なくとも持ち合わせがある分ラッキーな生まれではあるんだが、あっちの方が

儲かりそうなのはちょっと羨ましい。

マサトクさんがいつの間にかiPodを最新機種に買い換えていた。

あら羨ましい。

隣に座ってた女の子達二人と少し話が弾んで、勤め先に遊びに来てくださいね、

という話になった。

一人は池尻のダイニングバーで、もう一人が渋谷のキャバクラだそうだ。

キャバクラは話し下手なので苦手なのですよ。

マサトクさんは午前3時くらいまでいてタクシーで帰っていった。

明日は重役出勤だそうだ。

僕はタクシー乗って帰るくらいなら酒飲んでた方がお得なので、始発まで

居座らせてもらった。

明け方、最近抱えたどうでもいいような悩みを店長に打ち明けた。

すごく神妙な顔をして話したが、あまりにどうでもいい悩みだったので

「もっと深刻な悩みかと思った」

と笑われてしまった。

うーん、確かにかなりどうでもいいからなあ、これ。


2006-09-21 [長年日記]

_ 今日のボクシング

「いいじゃないか、山浦君。

今日はプリンスもいないことだ、二人で愛の世界に旅立とうじゃないか」

「ああ、いけませんわ会長。

私にはあの人が、ああっ」

というか、行くなり会長に腹をもまれた。

むにっと。

ええ、いい加減そろそろこれ削ります。

_ いつもの調子で練習。

若いお兄さんがトレーナーで、ミットを持ってもらった。

右がいいと誉められた。

たしかに右ストレートにはちょっぴり自信があるのだが、左が下手なのよね・・・

で、バッツンバッツン叩いていたら、思いっきり右の小指で打ってしまい、

かなり痛かった。

「じゃあ力入れずに打ちましょう」

というので拳を握りこまず、軽く打ったら

「握りこまないと伸びがいいですね。

ぎゅんと伸びてきますよ」

と言われて目から鱗。

そうか。

力が入ってると拳が途中で止まっちゃうのか。

リラックスの大事さを知った。

適当に練習して、帰りにゲーム屋とダイエーに寄り道。

ゲーム屋では特に見るほどの物はなかった。

ダイエーでは事務用具と飲み物を少々購入。

それからバイクを飛ばして帰宅。

_

借りてたTシャツを返しに行きつけのスナックに行ったら、本気で腹を立てる

出来事があった。

これはちょっと書けない。

ボクシング始めてからリングの上以外で人を殴ったなんて無いが、

殴ってしまおうかとちょっと本気で考えた。


2006-09-23 [長年日記]

_ ゆる〜いパーティー

区ト間主催で、ゆる〜いパーティーというのの第二回目があった。

入場料1000円で、美味しい食べ物を持ってくると500円引き、お気に入りの音楽を

持ってくるとさらに500円引きというシステムになってる。

第一回目はちょうどデスマーチのまっただ中で、食べ物は用意したのにその後

4日間帰れなかった。

最悪。

で、今回は是非行くつもりだったが、微妙に体調が悪く悩んでた。

というか、ここんとこ飲み過ぎ?

悩んでても仕方ないので食べ物を仕入れにいく。

バイクにまたがり、狛江市の悠楽里という自然食品の店へ。

ここの手作りこんにゃくが絶品で、前回もここでこんにゃくを購入していた。

500円のを二つ買ったら、小さいのを一つおまけしてくれた。

暇だったのでしばらくお店のおばさんとお茶を飲みつつ話し込んだ。

帰宅して、適当に準備して出発。

池尻大橋へ向かう。

こんにゃくは悩んだが、500円のを一つと、おまけでもらった小さいのを

持って行くことにした。

たぶんこれだけあれば十分だと思う。

前から気になっていたが、池尻大橋駅のビルの4階に、メイドバーってのがある。

あれは一回行かねばならないよなあ。

着いたらもう始まってて、カウンターの上に色々食べ物が置いてあった。

僕も店長に買ってきた

お客さん達はみんなてんで勝手におしゃべりに興じていて、僕も混ざって話す。

友達に「面白いイベントがあるから」と言って連れてこられた女性がいて話したが、

すごい酒好きだけど梅酒は甘くてあんまり好きじゃないらしい。

そこで今回の目玉、この前入荷したばかりの超辛口梅酒、皇帝を飲ませてあげたら

美味しくてびっくりしていた。

僕も飲むのは初めてでびっくりしたが、本当に甘くない。

ブランデーベースで、ブランデーの味と梅の香りが調和してるのだが、

これが酒飲みには美味しい。

今回は他に新しく、木曽の寝坊という12年物や、濁り梅酒が入荷していた。

うまい。

さらにいつもの定番、アルコール度数40%の霧の中の愛人という梅酒を飲んだ。

食べ物も色々あって幸せ。

こんにゃくは食べた人には好評だった。

僕もあんなにうまいこんにゃくは他に食べたことがない。

他の人が持ってきた中では、卵の殻の中に入ったカボチャのプリン、

春巻きなんかがおいしかった。

最近、ファミリーマートの飯ばっかり食ってた身にはすごいご馳走だった。

体がきついので終電で帰宅。

楽しかった。


2006-09-24 [長年日記]

_ 今日のボクシング

「ごめん、ダーリン。

私はもう綺麗な体じゃないの!

貴方にはもう会えない!」

「どうしたんだハニー。

訳を話してごらん。」

「貴方のいない間に会長が、私のお腹を揉んでいったの」

「許します(棒読み)。

フリーセックスばんざーい」

え?

そこで嫉妬に燃えたりしないんですか?

_ この前の練習で、右の小指を突き指してしまった。

これ以上痛めたくないので、今日は右では打たないことにしたんだが、

「掌底ならいいんじゃない?」

と思ってサンドバッグを叩いたら、思いっきり左手首をひねって満身創痍。

そうか、バンテージ巻くと手首がまっすぐで固定されるから、その状態で

掌底打つと手首を痛めるんだな。

ためになったけどアホですか、僕は。

空気椅子で下半身強化したりのんびりやってた。

おかげで汗かかないわ。


2006-09-25 [長年日記]

_ プリンス来たる

プリンストレーナーがうちに遊びに来た。

9時までトレーナーをした後で電話がかかってきたので、バイクで迎えに行った。

ダイエーの前で待っているというので行ってみたら、Tプロと一緒にいた。

Tプロも誘ったら来る気になったものの、直後に彼女さんから電話があって

「なんか怒ってるんで帰ります・・・」

と言って去っていった。

つきあってみたら随分と気の強い女の子だと判明し、尻に敷かれているらしい。

リングの上では格好いいのになあ、Tプロ。

プリンスにヘルメットを被らせて、後ろに乗せる。

「ゆっくり走ってくださいね」

「ダーリンのために時速100キロで我慢するよ!」

悲鳴。

自分じゃかなり手加減したつもりで走った。

「どーですか?」

「怖いー、寒いー」

だそうだ。

道路のギャップが怖かったようだが、そこまではおいら責任もてませんし。

コンビニによって酒とつまみを買い込み、自宅に案内した。

色々話した。

半分くらいは「どうやってモテるか」だったような気もするが。

あと映像コレクションを見せたり。

BUBBLE-Bはうけてた。

それと、随所にいつもこの日記でやってるような、間違ったラブラブトークが

繰り広げられた。

あと、時々お互いに

「僕はモテませんから」

「いや、僕ほどじゃないでしょう」

「いやいや、僕に比べればまだまだですよ」

「何をおっしゃいますか、僕にかなうわけがないでしょう」

「なんだとう、こっちの方がもてないに決まってる!」

と謎のネガティブ言い争いをしたが、何をしたかったんだ、我々。

プリンスはあんまりビールは好きでなく、二本目から缶酎ハイだった。

僕はついでに梅酒を飲んだが、甘い酒は好きじゃないそうで、

これもだめだそうだ。

ダーリンったら好き嫌いが多いのね。

午前3時頃、帰るというので駅まで送っていった。

タクシーで帰るそうだが、果たして一台でも止まってるか不安だったが、

幸い一台止まっていたのでそれで帰って行った。

また飲みましょうぜ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ プリンス? [直後になぜか風邪ひきました...]

_ Shunji [僕の愛のウイルスの力ですよ。 ダーリンの体の隅々まで行き渡った証拠ですね。]


2006-09-26 [長年日記]

_ 寝てた

何だろう。

天気が悪いせいか死ぬほど眠くて、ひたすらぐーぐー寝てた。


2006-09-27 [長年日記]

_ 帰省

実家に里帰り。

今回はバイクで帰りたかったのだが、天気予報で午前中は雨確定で、

午後から晴れてくるようだった。

とりあえず午前中は寝てて、午後を待つ。

3時くらいからいい感じになってきたので荷物をまとめて出発。

今回はそろそろ秋も深まってきたし、Tシャツの上にシャツを着て、

さらにちょっと厚手の柔らかいデニムのジャケットを着て防寒装備を固めた。

246から環八に入る。

高井戸から高速に乗れば良かったのだが、間違えて乗りそびれて、なんとなく

府中まで行ってしまった。

ああ、無駄なことをした。

高速はまだ路面が濡れていたのでちょっと神経を使うが、日差しが暖かく

意外と快適だった。

すでに日は西に落ちかけ、北西に向かう中央道は正面から日が照らして、

かなりまぶしい。

こらたまらん。

渋滞もなく快調にかっ飛ばして進む。

最低30分に一度適当なSA、PAに入りストレッチをしつつ一路松本へ。

5時くらいで日が暮れかけて日陰が増えて寒くなってきたので、

雨具を着込んで防寒にした。

6時頃、双葉サービスエリアに着いた辺りで日が暮れた。

後はどっぷり暗闇の中、突き進む。

夜の高速は道が遠くまで見えないし、スピードは上がるし、ちょっと怖い。

うちの弟がやっていたバンドの酷い歌(チャイナって曲)をがなりながら

走った。

午後7時半くらいに松本インター着。

数年前インターの通りにできたでかい複合ショッピングセンターにバイクを止め、

雨具を脱いだ。

ついでなんでゲームセンターを覗いてヘボい品揃えにがっくり来たり、

ツタヤで立ち読みしたり。

学生の頃通ってたバイク屋さんが営業してたので顔を出し、ちょっと店長さんと

雑談した。

「最近どうですか?」

「相変わらず悪いねえ」

頑張ってください。

で、帰宅。

走行距離は約230キロ。

疲れた。

_ 久々にjFD2

ちょっとだけ機能追加。

Shiftを押しながらコピー、移動を起動すると、2画面モードでも自分の

カレントディレクトリをデフォルトのコピー先、移動先としてダイアログを

開くようにした。

だいすけさんのmfilerに入ってて、気に入ったので導入した。

15分ほどで実装完了。

_ 漫画

コンビニに「重機甲兵ゼノン」の廉価版が置いてあった。

中学か高校生くらいの頃に読んで、しびれた漫画だった。

改めて読み返すと、これって仮面ライダーだったんだな。

悪の組織に改造された主人公が脳を改造される前に脱出して

(そのおかげで顔は装甲がない)組織を倒すために戦うなんて

まんま仮面ライダー。

設定もろ被りなんだが、それ以上に若い頃の神崎将臣の情熱が溢れてて

面白かった。

で、巻末を見たら新創刊のリュウという雑誌で、連載再開だそうだ。

マジっすか?

本屋で立ち読みしてみた。

うわあ。

10年以上前のラストシーンからそのまま続けてるよ。

またずいぶんとチャレンジャーな。

何が起こってるかわからない読者多いだろうなあ。

どうも来月号でいきなりパワーアップするようだが、どんなパワーアップなんだろ。

なんにせよ楽しみな漫画が増えるのは嬉しいことだ。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

_ genu [あのチャイナはちゃんとバンドで歌ってるのか… 作詞した甲斐があった。確かにひどい歌だったように思う。]

_ Shunji [本当に酷いと思いますよ、あたしは。]

_ genu [若気の至り、ですかな。 たしか卒業間際に書いてたはず。気分転換?]

_ Shunji [若気の至りだけでアレが出てくるんだから先生頭おかしいですよ。]


2006-09-28 [長年日記]

_ 実家

朝起きて、お袋の作ってくれた飯を頂き、さてどうするか、と考える。

今日はバイクでどこか走りに行くつもりだった。

で、どこに走りに行くかが問題なわけだが、候補が二つ。

一つは美ヶ原経由でビーナスライン。

もう一つが、大町市。

僕が中学生の頃、親の命令で丸太小屋工房というところに一週間送り込まれた。

大町市の北、元は美麻村だった山の中(今は大町市に合併)でログビルディングの

スクールを開いていて、講師も生徒も全員テントで生活し、当時は電気もなくて

今時珍しいサバイバーな生活をしていた(後に発電機が入り、米だけは

炊飯ジャーで炊くようになっていた)。

夏は山の上でスクールをしているが、シーズンオフは各地を飛び回り、

そこら中の依頼で丸太小屋を建てているのだが、独特の技法と、やたら手の込んだ

アーティスティックな造りでファンが多いらしい。

僕はそこでログビルディングを何一つ習わず、ひたすらアウトドアライフを

エンジョイしまくった。

もしもまだ山の上にいるのなら遊びに行って泊めてもらおう、そしたら夜は宴会だ、

と思っていたんだが、電話してみたら今は神奈川の現場だそうだ。

あら、入れ違いですか。

ただ、聞かれた。

「○○(有名ハリウッド俳優)って知ってるよね?」

もちろんです。

「彼がね、僕のログハウス見て気に入っちゃって、来年から半年かけて向こうで

作ることになったんだよ」

うわ、すごいじゃないですか。

「まだ英語しゃべれるよね?」

たぶん。

僕、遊びに行きますよ。

「え、スタッフとして参加しないの?」

ぼばぶーっ(吹いた)

いや、実に楽しそうで是非参加したいですが、僕、英語しゃべれても

チェーンソウの使い方知りませんよ。

出来るんだろうか?

うわー、すげー行きてー。

半年コンピューター業界離れるってすごく魅力的だなあ。

_ ツーリング

で、丸太小屋工房の方々が山の上にいないのがわかったので目的地は

美ヶ原に決定した。

バイクのトランクに荷物を詰め込み、出発。

ガソリンスタンドで燃料を補給し、浅間温泉を通り抜け、美須々湖に向かう

つづら折りの坂に入る。

僕が学生の頃は、この坂を何度も自転車で上ったが、それを十数年後バイクで

上りながら思う。

「昔の俺、アホじゃねえか?」

こんな急坂、自分の体力だけでよく上るよな。

すごいわ。

美須々湖で湖畔でちょっとぼんやりするが、そんな面白い場所でもないんで

さっさと通過。

元は有料道路だったエリアに入る。

無料になってから走り屋が増えてしまっている、とは聞いていたが、

本当にタイヤの跡だらけだ。

こんな自然が綺麗なところでやらなくてもいいのに。

快調に坂を上っていくと次第に気温が下がってきた。

寒い。

ガスがかかってきて視界も悪くなってきた。9月末でもうこの寒さか。

一回登り切ったところで視界が開け、少し下るのだが、その下りきったところに

駒越林道という未舗装の道がある。

学生の頃はここまでマウンテンバイクで上ってきて、駒越林道を下るのが

定番だった。

なかなか面白いダートで、けっこう派手にすっころんで痛い目見たことも

何度かあり、思い出深い(血まみれになったことも)。

ところが入り口が閉鎖されて通行禁止になっていた。

道が崩落したけど直す予算が無いとかか?

少し寂しい。

数キロ上ると終点で、売店があり、道があるが一般車両は通行止めで、

山頂までは歩くしかない。

当初そこまで行くつもりも無かったのでどうしようか迷ったが、どうせ暇なので

上まで歩いてみることにした。

ガレた道を歩く。

すぐに息が切れ始める。

山道歩くの何年ぶりかな。

何日か天気が良かったおかげで道も乾いていて、山歩きなんて全く考えてない

革スニーカーでもちゃんと歩けて良かった。

登山道は誰が積んだか石の塔がいくつも立っていて、うら寂しい感じ。

自分が砂利を踏みしめる音しか聞こえない、しんとした空間だ。

しばらく歩くと景色が開け、山頂の王が頭が見えた。

広い野原に、松本エリアをカバーする放送アンテナが並んでいくつも立っている。

のどが渇いたので、ホテルに入り食堂で高原牛乳を飲んだ。

近くの牧場で取れた物だろうか。

しばらくそこらを散歩してぼんやりする。

風が冷たい。

美しの塔まで歩こうかと思ったが、片道40分かかるそうでパス。

そこから、景色が良いという王が鼻へ歩いて移動した。

途中まで舗装路で、そこから先が砂利道、さらにその先が登山道だった。

王が鼻はなんて言うのか知らないけど、厚さ数センチの板状の岩が

重なったような地層で、風化してぼろぼろ崩れてる。

岩に座って、下界を眺める。

ガスが上ってきていて、街はあまり見えないが、三白牧場が見下ろせた。

林野庁のおじさん二人組が現れたので挨拶したら、高山植物の説明をしてくれた。

岩と岩のわずかな隙間に溜まった土に高山植物が生えている。

思い出したように野鳥の声が聞こえる。

下界の喧噪から超然とした空間だ。

こういう落ち着いた静寂は、都会で味わうことはなかった。

しばらく座って静寂を満喫してから、引き返した。

バイクを止めた駐車場まではまた歩いて20分ほど。

結局、美ヶ原高原には1時間半ほど滞在した。

坂を下り、今度は松本から美ヶ原の反対側に降りるがかなり寒い。

降りたら、今度はビーナスラインで美ヶ原を上り始めた。

カーブが50個あり、快調にかっ飛ばして上るが、途中で寒くなって

カッパを着て防寒にした。

上まで着いてげんなりする。

フジテレビの美ヶ原高原美術館というのがあって、野外にアホタレな

アート作品がゴロゴロ転がってるのだが、僕の感性には酷く醜悪に思えた。

こんなの、街の中でやれよ。

なんでこれを高原の、それだけで価値のある空間でやらなきゃならないのか?

オブジェ群がどれだけの価値のある物か知らないが、ここにこれがあるのは

懐石料理にマヨネーズをかけるような感覚だと思う。

だから素通りした。

高原の道をかっ飛ばし、和田峠まで行って松本へ下る。

随分腹が減ってきて、適当にどこかで食べようと思ったが、なかなか

それっぽい場所が見あたらない。

山城のキャンプ場でソフトクリームを食うが、足りない。

分かれ道があり、片方は新しい綺麗な道だが、もう片方は荒れた急勾配の道だった。

荒れた方に手打ち蕎麦があるというので行ってみたら、営業時間が終わってて

しまってた。

泣いた。

もう仕方ないのでとりあえず下り切っちゃって、美ヶ原温泉に向かった。

昔、親父に連れられて行った蕎麦屋があるはずだが、これまた営業時間外で

しまってた。

仕方ないから風呂にはいることにした。

白糸の湯という温泉で、昔と比べると随分綺麗な建物に建て替わっていた。

自転車置き場にバイクを突っ込んだら、隣に自転車をとめていたおばさんに

「大きいバイクねえ。

何ccなの?」

と聞かれた。

そこから話が始まって、来週美ヶ原に登山するなんて話を聞いた。

風呂はなかなかいい感じ。

広くて綺麗で、しかも掛け流し。

山の走りで冷えた体を暖めることが出来た。

風呂から出て、受付の人に「ここら辺になんか食べられるところ無いですか?」

と聞いてみたが、さっき閉まってた店と、ちょっと高い寿司屋しかなく、

しかもその寿司屋も閉まってたので、市内に出ちゃった方が早いというのが

判明しただけだった。

とりあえず浅間温泉へ移動。

そういや、ここに昔つきあってた女性と行った喫茶店あったな、けっこう飯が

うまかったっけ、と思い出し、行ってみることにした。

思い出の綺麗な部分だが、ついでになんかろくでもない物も思い出して

ちょっと泣きたくなったが、幸か不幸か定休日だった。

飯が食えない呪いでもかかってるんじゃないだろうか。

市内中心部に移動し、知ってる蕎麦屋に入った。

店先にバイクを駐めて入ったら、中で蕎麦を食べていたおじさんに声をかけられた。

「大きいバイクだねえ。

何cc?」

そういや田舎の人って気楽に声かけてくるんだな、と思い出した。

蕎麦を食いつつちょっと話した。

「高級車が入ってきたよって話してたんだよ」

「いや、全然ですよ。

もっといいのいっぱいありますし」

きのこ蕎麦を食べて帰宅。

疲れて晩飯まで寝てた。


2006-09-29 [長年日記]

_ ソニー

とうとうThinkPadのバッテリーも交換になる、と聞いて思ったのが

「最近バッテリーがへたれてるしラッキー!」

だったが、対象機種に僕のX31は無かった。

残念。

それにしてもあの会社、大丈夫なんか?

_ Vodafoneというかソフトバンク

今まで僕の携帯メアドにスパムが来ることはなかったが、一週間くらい前から

来るようになった。

この時期に来始めるってことは、なあ、ソフトバンクさんよ、

なんか僕らに隠してること無いかね?

_ 仕事

ちょっと不具合が出たのでやっつけた。

なんだかんだ言って夕方までかかってしまった。

終わってから街に出て、ゲーセンでちょっと遊んで、本屋でMac Peopleを

購入して帰った。


2006-09-30 [長年日記]

_ 碁の偉い人

昼前、来客が。

親父の知人で、有名な碁の先生の中山典之さんという方だった。

親父は「3時頃来るんじゃないか」と言っていたが、どうもあてずっぽうの

推測だったらしく、昼ご飯も用意してなくてお袋が逆上していた。

お袋はこれからまだ整体の客が来ることになっているし、親父は仕事中で

帰ってきてないしで、僕が対応することになってしまった。

お茶を出してお話を聞いた。

僕が小さかった頃、たまに中山先生が来ていたのを覚えているが、

きちんと話をしたのは初めてだと思う。

今は千葉の鴨川に住んでいるそうで、春にツーリングで行ったことを話したら

喜んでくれた。

魚がおいしいそうで、昔は魚とは生臭い物だと思ってたが、千葉に引っ越してから

考えが変わったそうだ。

羨ましいなあ。

僕もツーリングで食べた魚は本当においしかった。

国内外の囲碁事情なんかも聞いた。

日本にプロは400人くらいいるが、トーナメントの賞金だけで食えているのは

10人くらいだけとか。

日本では18までに初段になれなかったら諦めるよう言われるが、職業選択の自由があり、

囲碁に関わって生きることはできるし、幾ら囲碁ばっかりやってたといっても

多少は他のこともしているので、なんとか自分の道を見つける人が多いそうだ。

しかし、中国では才能のあるのが一カ所に集められ、完全に囲碁のみの

英才教育を施されるが、そこで芽が出ないと追い出され、何をしていいかわからなくなり

自殺してしまう人がよくいるらしい。

それで思い出したが、一時期ヒカルの碁がブームで子供に囲碁がはやったが、

その影響を聞いたらけっこうあったらしい。

子供の囲碁人口が増えたので、将来はその中から名人が出るかもしれないそうだ。

先生は本を書いているそうで、見せてもらった。

昭和囲碁風雲録という本は、戦後の囲碁界の歴史を書いた本だそうだが、

実はその中のある一章を書きたいがために書いた本なんだそうだ。

当時、名人戦を持っていた読売新聞と囲碁界の争いの歴史なんだそうだ。

読ませてもらったが、なかなか面白い。

ようするに、名人戦が始まった時の契約で、賞金は物価の上昇に合わせて増やす、

という契約だったのに読売新聞がそれを守らず、ここで囲碁界と読売新聞の

争いがあったという話だった。

これを書くのはタブーだったんだけど、年を取ったしそれなりの地位も出来たので

怖い物がなくなったから書いたとか。

その他、囲碁の基本部分を深く掘り下げた本や、オリジナルのいろは歌

(七五調で、同じ発音が二度出ない)がたくさん書かれた本を見せてくれた。

オリジナルのいろは歌というのは本当に大変な物らしく、大学の文学科の先生が

何人も寄ってたかって挑戦したが、誰にも出来なかったとか。

ボキャブラリは変わらないが、集中力が違うんだそうだ。

そこまで話したところで親父帰宅。

続いて他のお客さん方も集まり始めた。

2階の広い部屋を支度して、そっちで囲碁を打ってもらった。

僕は囲碁のルールすらよくわかってないので、下でネット見たりコード書いたり

本屋に行ったりゲーセン行ったり。

帰ったら随分人数が増えていた。

子供も何人かいた。

後で聞いたが、その中の一人の女の子が、先生相手に序盤はけっこう

いい攻めをしてたが、先生が何気なく置いた石の一つがあれよあれよという間に

勢力を伸ばしてだんだん泣きそうになって、最後はボロ負けして

お母さんの膝にしがみついてシクシク泣いてたそうだ。

学校とかじゃ負け知らずだったんだろうなあ。

自分よりレベルの高い人に触れられるって幸せなことだから、良い経験じゃないかな。

僕は囲碁は全然わからないが、なかなか面白かった。