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jFD開発したりしなかったり日誌

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2007-02-17 [長年日記]

_ 今日のボクシング最終話「あの素晴らしい愛をもう一度」

前回までのあらすじ。

幸せな愛に包まれた二人の時間はもう戻らない。

脳裏に浮かぶのは二人で手を取り合って歩んだ美しい日々の思い出。

嗚呼、あの時間が戻ることはもう無いのか。

_ 「ダーリン、私と最後に戦って!」

失われた二人の関係に終止符を打つべく、Shunjiはプリンスに勝負を申し込んだ。

リングに上がったShunjiとプリンス。

ゴングが鳴り響き、愛憎の入り混じった拳が空を切り裂いた。

拳で語り合う二人。

「ダーリン!

あの日二人で誓った愛は偽りだったのか!?」

「人の心は常に移り変わるものさ。

今日の真実が明日も真実とは限らないのだよ!」

「エゴだよそれは!」

「認めたくないものだな。

自分自身の若さゆえの過ちというものを」

どこかで聞いたようなせりふで戦う二人。

二人の拳は均衡していたが、徐々にそれが破れていく。

キャリアの差か、徐々にプリンスの手数がShunjiを圧倒し始めた。

徐々に劣勢に立たされるShunji。

「・・・いけない、このままでは負けてしまう。

一か八かだ、必殺、Shunjiキーック!」

ハイキックがプリンスの顔面を襲った。

静止したような時間の中で、プリンスは上体を落としハイキックをかわし、

右ストレートをShunjiの顔面に叩き込んだ。

一瞬にして刈り取られる意識。

最後の意識で、Shunjiは思った

「終わりね、何もか・・・」

_ 意識を取り戻すと自宅の布団の中だった。

「あれ、ダーリンは?

俺リングの上じゃなかったっけ?

・・・はっ、夢か!」

徐々に記憶がよみがえってきた。

あれは、全て夢なのか?

そういえば僕はボクシングをやってなかったじゃないか。

ということはジムもダーリンも全て夢の中の存在?

・・・ずいぶん長い夢を見ていたような気がする。

でも、懐かしいような、楽しい夢だった。

そうだ、僕もボクシングを始めてみるかもいいかもしれない。

そう思い、Shunjiは枕もとの携帯電話を手に取り、ネットで検索したら一番近所だった

向ヶ丘の新田ジム、2006年度ライトフライ級新人王黒田雅之選手所属、電話番号は044-932-4639へ

電話するのだった。(完)

_ あと、

いい加減な夢落ちでお茶を濁して終わった「今日のボクシング」ですが、

次回から何食わぬ顔をして「今日のボクシングZ」が始まります。

面倒くさいからZは書きませんので各自脳内補完をお願いします。

_ 前日、会長から電話があった。

新人王を取った黒田選手がFMラジオでインタビューを受けて、ラジオ局から録音の入ったCDが送られてきたそうだ。

これをネットで配信したいんだけどどうしたらいい?と聞かれて、

「iTunesでもインストールすればMP3に簡単にリッピングできますよ」

と言ったがいまいち通じてなかったので、その場でやってあげることになっていた。

ただし、

「技術的にはごく簡単ですが、権利関係の確認はしておいてください。」

とお願いしてあったのだが、行ったら案の定、

「ごめん、ラジオ局に確認したらやっぱり公開しちゃだめだって言われたよ」

だそうだ。

多分そうじゃないかと思ってた。

とりあえず配布方法は別に考えることにして、とりあえず変換だけしておくことにした。

ジムのノートPCにiTunesをインストールしてもらい、後はソフト任せ。

PC音痴だらけのジムの人たちにも使えるのがすごいと思う。

で、練習しようと思ったが、なんか頭痛い。

風邪っぽいとは思っていたが、やっぱり引いてた模様。

あきらめて午後の小粋なトークを楽しんで帰って寝た。

_ 変態頂上決戦

のはずが流れた。

ここでいう変態の中に僕は含まれてなく、今回はレズビアン向けエロ本元編集長(今は廃刊)の

井上メイミーことメイコさんと、性と愛研究所所長のGENUINEの対談だった。

しばらく前にメイコさんがたまたま性と愛研究所のホームページを発見しmixiで紹介してたので、

「そこの研究員のHey You!はうちの弟で、所長のGENUINEは大学のころの同級生です」

と教えたことで対談がいい加減に実現した。

午後7時に渋谷で集合のはずだったのだが、6時にメイコさんから電話が。

締め切りがすぐの仕事でデザイナーが一人逃げてしまい、時間をあけることが出来なくなってしまったので

一週間延期してもらえないか、とのこと。

まあ、そういう事情では仕方ないんで了承して、GENUINEと男二人、空しく渋谷で飯を食うことになった。

何を食おうか悩んだが、かにチャーハンの店へ。

うわさには良く聞いていたのだが、入るのは初めてだ。

なかなかうまいし、お値段もお手ごろ。

これは良い。

それから区ト間へ移動。

軽く飲みながら、今後の日本の性と愛について熱く語らいあうつもりだった。

着いたらちょうど開店直前。

ものすごく癖のあるカタナという梅酒を飲む。

しばらくしたら以前会ったことのあるサッカー好き大学生のRちゃんが男の子を連れて遊びに来た。

「ロバナイト行けなくてすみませんー。

その日30時間寝てなかったんです」

そりゃ無茶だ。

せっかくなのでみんなでロバナイトの録画DVDを見ることに。

いいところを適当につまんで見ていただきご機嫌。

そうこうしてたら、なんかおばさんが一人入ってきた。

酔っ払ってなんだかおかしな気配で、僕の隣に座った。

水商売を30年やってきたとか、近所に住んでて前からここが気になってたとか、神宮球場のビールが700円で高いとか。

そこら辺まではよかったのだが、値段も聞かずにビールを頼んで、後で値段を聞いて

「750円!?

まあ高い!

ちょっとあんた、700円もするくせにあんた全然面白くないじゃない。

そんなんじゃ客来ないわよ」

とか言い出した。

店長もプロなのであまり顔に出してなかったが、気配が段々険悪になってるのは周り全員わかってたものの、

このおばさんだけわかってない。

「ちょっとここカラオケ無いの?」

とか言い出すがあるわけ無いのに、3回くらい同じことを言っていた。

散々高い高いと言っていたビールを飲み干して、これで帰ってくれるかな、と思ったらお代わりした。

で、

「750円も取るんだったら女の子入れなさいよ。

いないの?」

とか言って絡んでる。

で、やっとそれを飲んでトイレに行ってお勘定になったが、

「2000円です」

と言ったらまた一悶着。

なんでビール一杯が七百幾らで二杯で2000円になるの、とか言っている。

テーブルチャージが500円なのでまっとうな数字なのだが、アルコールで計算が出来ない模様。

で、これで今度こそ帰ってくれる、と思ったら、Rちゃんと話し始めた。

ここで店長が伝家の宝刀を抜き、

「もう来なくていいから帰って。

ほら金も要らないよ。

もう来ないで」

ということで出入り禁止にして追い出した。

「水商売やってたっていうのに限ってああいう空気読めないのがいるんですよ」

とぼやいていたが、つくづく、お疲れ様だと思った。

客商売は大変だよなあ・・・

せめてきれいな酒飲みでいたいものだ。