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jFD開発したりしなかったり日誌

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2008-04-30 [長年日記]

_ jFD2

Linux対応がかなり進行して、キーフォーカスの狂った動作をほぼ消せたと思う。

やれやれ。

基本は先日も書いた通りで、ウインドウに必ずフォーカス可能なコンポーネントを置き、

明示的にそれのrequestFocusInWindow()を呼ぶこと。

あと、ダイアログやグラフィックビューアが閉じた際にjFD2のメインウインドウがまた

キーフォーカスを正しく処理できず、キーフォーカスが異次元にいっちゃうことがあるので

WindowListenerを追加して、windowsActivatedでrequestFocusInWindow()を呼ぶこと。

これでおそらく大丈夫っぽいが、なんでこんな無駄なコード書かないといけないんだ。

LinuxのJVMはウンコ。

_ と思ったが、

コピーの上書き時にかなり高確率でフォーカスがどこかに行ってしまう。

あーもう、やってられんわ。

_ JJUG

秋葉原のダイビルにて行われたJJUGに参加。

2階のホール二つと、11階の一部屋が会場だったが、建物の作りがわからず迷った。

本来なら聞くべき田中洋一郎さんのRailsの話をぶっちぎり、Sun Spotや、新しい

パッケージの仕組みや配布(JAM)についてや、Swingの新APIの話を聞きにいった。

Sun SPOTは興味深い。

内部の加速度センサーを利用してリモコンにし、Sun SPOTで制御しているロボットを

操作するデモは面白かった。

やはり画面の外に出られるプログラムには憧れてしまう。

新しいパッケージの仕組みは、今までpublicがどこまでもpublicだったけれどもっと

細かいアクセス制御を出来るようにする、という話だった。

そういう物が求められる事情もわかるのだけれど、ちょっと煩雑な印象だった。

.NET Frameworkにも似た仕組みがあるが、同じDLLからのみアクセス可能という

アクセス修飾子があるだけだったんで一瞬で理解できたが、多分Javaの新しい

パッケージは使いこなすまで時間がかかりそうだ。

新しいデプロイの仕組みは、JARではなくJAMというファイルを使うそうで、

この中にバージョン情報や依存するJAMの情報が記述されるため、例えばリポジトリに

必要なJAMファイルを置いておけば、メインのJAMを指定するだけで必要なJAMを

勝手にダウンロードしてきて実行してくれるそうだ。

これで、アプリケーションごとにcommons-logging*.jarが大量にあるような状況を

防げるんだそうだ。

いいアイディアだと思う。

話を聞いていたら見覚えのある顔が。

以前居た大手ITゼネコンのT社でリーダーだったSさんだ。

おお、ずいぶんお久しぶりです。

Sun SPOTの話が終わったら席をうつして久々に話した。

「絶対来てると思いましたよ」

だそうだ。

正解です。

T社の仕事はあいかわらず退屈で、転職したいそうだ。

正直言ってSさんはプログラムの資質はあるし(新しい技術の対応が早いと思う)、

おまけに僕と違ってリーダーの資質もあるんでどこでもやっていけると思う。

さくっと移っちゃうと僕楽しいんだけどな。

次の時間はSwingの新APIの話で、何故かIBMの人がNetBeansを使って解説してくれた。

正直なところ、話は少々退屈で、自分としてはそんなに目新しい話は無かった。

Bean BindingなんかはVisual Studioのデータバインディングそのもので、それがJavaに

来るのはありがたいんだけど、そんな面白いもんじゃない。

国際化がお手軽にできる仕組みも紹介されたが、それほど面白くはないかなあ・・・

話が終わったところで、次は特に興味のある話はなかったのでSさんと抜け出して

雑談しながら歩く。

Sさんはこの後仕事で社に戻るそうだ。

「本当はこの、『ITゼネコンをぶっつぶせ』が聞きたいんですけどね」

御社のことですもんねえ。

僕は昼飯がまだなので適当に食べに行った。

適当にカレキチで済まして、また戻る。

丸山先生と今村さんのAndroidについての話を聞きに行ったら、いきなり今村さんに捕まり

「これ上げるから荷物見ててください」

と何かの箱を渡された。

何かと思ったら、モンスターハンターの武器の模型だった。

今村さんはそのままトイレへ走り、僕は所在なげにその模型を弄って遊んでた。

今村さんはH社のYさんと同行してたんで、YさんといっしょにAndroid話を聞いた。

まず丸山先生が話し、携帯の現状についての話を聞いた。

丸山先生、さすが教授だけあって話がよくまとまっている。

なんか学校の講義を聴いてる気分になった。

次に今村さんが実機でデモをするのだが、残念ながらPCの調子が悪かったのか動かなかった。

あら。

終わってから今村さんとYさんと立ち話になり、せっかくなんで喫茶店に入って

しばらく馬鹿話をしていたが、前の晩に会社に泊まった疲れが出て動けなくなり、帰宅。

_ Androidについて

JJUGで安藤先生の言うには、Androidは今後、安価かつリッチな共通プラットフォームとして

世界的に普及するというような話だった。

それの真偽は誰にもわからないし、ぶっちゃけ丸山先生が入れ込んだ物はよくこけるらしい

(JXTAとか)。

とはいえ、普及してくれると僕の好きなJavaのクライアントアプリの仕事が増えるんで、

うまくいって欲しいものだ。