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jFD開発したりしなかったり日誌

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2007-09-19 [長年日記]

_ 希望あるのがきつい

別に深刻な話でなく、iPod tocuhの話。

Appleのオンラインストアで注文し届くのを楽しみにしているが、Webサイトでは

出荷予定日: 2007/09/28

お届け予定日: 2007/10/02

と表示されている。

要するに少なくともあと10日は届かない、ということなのだが、いろんなサイトで

「アメリカでは既に発売されてるから20日には出るんじゃね?」

とか噂されてて、

「もしかしてもっと早く手に入るのか?」

と期待してしまい、ついつい2chで既に手に入れた人が居ないかチェックしたり、

Webで配送ステータスを確認したりしてはガッカリしてる。

28日に出るのは構わないんだが、出来たら

「28日出荷なんだからそれまでに出ることは無いんでおとなしくしてろ!」

と言ってもらえんだろうか。

そうしたら静かに待ってられるんで。

_ エヴァンゲリオン

というかヱヴァンゲリヲン?

ONEが終わって一息ついたので、新劇場版を見てきた。

以下、ネタバレというほどのことは書いてないけど、こういうのは予備知識無いほうが楽しいので

見たくない人は目をつぶってカーソルキーの上を押して安全圏まで戻ってください。

_ びっくりするくらいきちんとエヴァンゲリオンだった。

基本はアニメの筋そのまんま。

ただし、映像はかなり綺麗になっていて、10年間のアニメ技術の進歩を感じさせられた。

なんというのか、ガンプラで言うと昔のガンプラと今のMGの違いのような感じで、

ディテールが非常に緻密になっている(最初のエヴァンゲリオンを最初のガンプラと

一緒にするのはけなしすぎだが)。

使い回しの映像はほとんど無いと言われていたが、その通りだった。

特に最初の3分の1は構図もほとんど変わってないけど、きちんと書き直されて

映像の密度が上がってる。

CGも効果的に使われ、使徒の生物らしさが際だち、建築物の存在感が増している。

_ ストーリーはちょっと駆け足なきらいがあるが、燃えた。

30分の枠が外れたおかげで各エピソードの比重がはっきりしたと思う。

今回の見所はヤシマ作戦というのは誰も否定しないと思うが、テレビ版では単なる

1エピソードでしかなかったのが、プロジェクトXばりの一大プロジェクトになっていた。

おそらく、テレビ版でもほんとうはこれだけのことをやりたかったんだと思うが、

30分枠に収めるのは不可能だったんじゃないだろうか。

そこで描きたい部分に時間制限が無くなって、きっちり描き込めるようになったおかげで

エピソードがこれ以上なくインパクトのある物になった。

また、地味な部分では登場人物の感情描写がこなれたように思う。

僕が大人になったのか、または予備知識があるからなのかもしれないが、そのとき登場人物が

考えていることが、テレビ版よりも鮮やかに見えるようになったと思う。

_ で、使徒。

倒されるときの演出については具体的には書かないでおくけれど、よりコンセプトがはっきりしたような。

作品が終わった後で見返して、よりふさわしい形にしたんだと思う。

それぞれの使徒に関しては、サキエルは多少生物感が増したがほぼそのまんまで少々拍子抜け。

シャムシェルはより生物感が増して、気持ち悪くて良かった。

ラミエルは燃えた。

大燃え。

テレビ版ではただの正8面体で芸のないやつかと思っていたんだが、とんでもない。

「変形する」とは聞いていたんだが、「そう来るのか!」と感心させられた。

ぶっちゃけCGとしてはたいしたこと無いと思うが、まったくもってそういう問題じゃない。

神秘的であり、凶暴だった。

素晴らしい。

_ あと、エンドロールの後の予告編は映画館が火事になって目の前が火の海でも踏みとどまって見るように。

本編だけだと、「ああ、面白かった」で終わるが、予告編を見たら今後どうなるのかかなり気になると思う。

この感覚はテレビ版を追いかけていたとき以来だ。

今回、大筋でテレビ版をそのまま追っていたのは昔のファンを引き込むためだったのだと思う。

よく知ってる料理をより美味しく調理して出されたようなもので、安心して食べることが出来た。

本編を見終わり、

「次回作もこんな感じなのだろうか」

と思いつつ宇多田ヒカルの歌うエンディングテーマを聞き終わったら始まった予告編で、

「え?え!?えーーーー!?」

という展開にしびれた。

これで次まで楽しみに待っていられる。

_ 総じて、10年前にエヴァンゲリオンにはまった人こそ楽しめると思う。

正直言って見る前は

「思い出は美化されるのね」

とか、

「美しい思い出のまましまっておきたかった」

なんてことにならないか心配だったが、杞憂だった。

僕はエヴァンゲリオンのDVDとかは一切買ったことが無く、テレビ版を自分で録画したVHSテープしか

持っていないが、これならDVDを買っていいと思った。

逆に、テレビ版と前の映画版を見てない人におすすめするのは躊躇われる。

本作だけでも楽しめるが、明らかに見てる人より楽しめていない。

もったいないんで、とりあえずツタヤあたりで借りてきて、一通り見てから劇場に行って欲しいと思う。

_ 海の向こうで宿無し

エヴァンゲリオンを見終わって外に出たら、携帯に

「番号通知不能」

で着信があった。

誰かと思ったら現在ヨーロッパ旅行中のI氏。

「今オーストリアのウイーンに居るんだけどね、ホテルが見つからないんだよ。

ネットで調べてくんない?」

だそうだ。

ノートにイーモバイル端末を繋いで「ウイーン ホテル」で検索すると、

オンライン予約可能なサイトがけっこうあった。

さっそく調べてみたが、空き部屋のあるホテルが全然無い。

1番近いのでもウイーンから40キロ離れてた。

あんまり事情を知らないが、ウイーンで何か観光客が集中するようなイベントが

あったのだろうか?

その後I氏からは連絡が無いが、生きてるのかなあ。