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jFD開発したりしなかったり日誌

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2008-11-01 [長年日記]

_ 妹の結婚式

1歳年下の妹の結婚式だった。

蓼科高原の式場に向かい、8時ちょうどに新宿を出るあずさに乗るべく午前7時前に家を出た。

家を出る直前に間違い電話があり、

「もしもし、○○さん」

「はい?」

「いやもしもし、○○さん?」

「いや間違い電話ですよ。

この時間に間違い電話ってけっこう迷惑ですよ」

「あ、すみませんでした」

なんてやりとりがあった。

まあいいんだが。

南部線で立川に向かい、そこで弟家族と合流する。

奥さんと、奥さんの両親だ。

電車の中で親御さんから朝食にパンをもらった。

すみません。

朝が早かったんであっさり寝入って、気づけば茅野だった。

降りたら別の車両に乗っていたおじさんとおばさんがいた。

ホテルのバスで会場へ。

ちょうど紅葉が終わった頃で、バスの窓からの風景が、わずかに赤みがかってる。

30〜40分くらいで到着。

さすが標高が高いので、空気がひんやりしている。

ホテルはけっこう昔からの物らしいが、手入れもしっかりしてるしいい雰囲気だ。

更衣室で礼服に着替える。

妹の旦那さんの家族や、実家のおじさん、おばさんに挨拶してたら親族紹介が

始まるからとホテル内の教会へ移動。

正面側の壁が全部ガラスになっていて、蓼科の風景が見渡せる教会になっていた。

これは素晴らしい。

相手方はお父さんが亡くなっているので、親戚のおじさんが代理で紹介をし、

うちは親父が紹介をした。

兄として、出来る限り無難に振る舞うよう努力しまくり。

親族紹介の後、式本番になるのだが、お客さん達が教会に入ってきたかと思ったら

親父に「これ持ってて」とデジカメを渡され、親父は席を外した。

どこに行ったかとお袋と話して「またトイレ?いやーねえ」とか言ってたが、

よく考えたら親父はウエディングロードで花嫁をエスコートするという大役があって、

それで消えたのだが我々すっかり忘れてた。

酷いなあ。

牧師さんの進行で式が始まり、まず旦那さん入場。

旦那さん、正直言って始めてあったときの印象は、髪の毛が濃すぎるのと眼鏡の縁が

太すぎるので、顔の印象が重すぎたのだが、ちょっと眼鏡が細くなったのと、

前髪を持ち上げたんでだいぶすっきりしてた。

前髪が多少残ってたんで、後で弟と、

「あの髪型、CCBだよな」

「うん、ロマンティックがとまらねえよな」

と話した。

旦那さんが待つ中、親父と妹がウェディングロードをえらく遅いペースでご入場。

後で聞いたら、親父がのろかっただけで、妹としてはもうちょっと早く行きたかったらし。

賛美歌を歌わされたり祈らされたり、色々と大変。

結婚の宣誓の際、旦那さんがおっそろしくわかりやすく緊張していて、1分間に

100回くらい瞬きしてた。

旦那さん、視界暗くないんですか?

牧師さんが優しい口調で喋る中、僕はI氏が昨日の晩に教えてくれたろくでもない言葉を

思い出して、頭の中でちょっと笑ってた。

「人生には三つの袋があります。

一つは、玉袋。

これがないと楽しくありません。

二つ目はキン玉袋。以下略。

そして三つ目は、堪忍袋。

○○君、○○さん、ご結婚おめでとう」

この言葉を牧師さんが話してるのを想像してちょっと面白かった。

つつがなく式が終わり一安心。

教会の前で記念撮影をし、続いて披露宴へ。

ピアノの先生が居たのでご挨拶し、ちょいと話し込んだ。

僕が幼稚園の頃からお世話になっている、ほとんど親戚みたいな人だ。

当然のように「あなたはまだなの?」と聞かれたが、ええ、まだなんですよ。

披露宴での僕の席は、親父、お袋、高円寺のおじさんとおばさんの居る席だった。

うわあ、どんなこと話したらいいのやら。

机の上に新聞風に印刷された、二人を題材にした紙が置いてあった。

旦那さんは新聞社勤務なのだが、同僚が作ってくれたのだそうだ。

なかなか面白い。

旦那さんの会社のえらい人、妹の会社の社長の挨拶があり、乾杯した。

1年前に肝臓を壊してから完全に禁酒してた親父も、ほんのわずかだけ飲んだ。

今回は親父のこともあるし、ぼろを出さないのが大事なので、僕も基本的にほとんど

飲まないつもりだったのだが、相手方の親族の方が来て親父やお袋(下戸)に

一杯つごうとするので、

「よろしかったら頂いていいですか?」

と飲ませてもらい、矛先を変えまくった。

妹の社長さんなんかが来てお話ししたが、面白い人だった。

ニュートンとムーを同時に愛読してるという両極端っぷりがナイス。

経済についての話になり、僕がお金の仕組みがわからない、ということを話したら

色々と教えてくれた。

今の会社の時価総額を、たかだか全体の10%かそこらしか市場に出てない株の値段を、

全部の株に適用して会社の値段を計算してるのだからおかしいことになる、と教えられて

へー、と感心した。

妹や旦那さんの友達の挨拶なんかもあり、弟が妹のためにピアノを弾くというのがあった。

弟は進行の人に、

「時間が5分くらいですので、少しスピーチをお願いします」

と直前に言われパニクってた。

なかなか下手くそきわまりないスピーチの後、子犬のワルツを演奏したが、

スピーチを遙かに上回るグダグダっぷりの演奏だった。

席に戻った弟に、

「はい、先生(ピアノの)に言うことあるよな、君?お詫びとかお詫びとかお詫びとか。」

と詰め寄ったら、

「ピアノのタッチがすごく悪かったんだよ、家じゃもっとマシだったんだよ」

だそうだ。

その後お色直しがあったり、新郎新婦がスピーチしたり、旦那さんがマッハで瞬きしてたりで

披露宴は無事終了。

疲れた。

もう勘弁してくれ。

当日帰宅する人たちのバスを見送り、礼服を着替えて部屋に案内してもらい、その後

しばらく休憩し、せっかく来たのだから、酔い覚ましもかねて日が暮れる前に散歩に行った。

そんなに大した物がある訳じゃないが、こういう高原の静かな環境というのは

東京では得難い物だ。

ぶらぶらと30分くらい歩き、その後部屋に戻って休憩。

弟を誘って温泉に行く。

ホテルとは別館になっていた。

なかなか設備の整った温泉で、弟とグダグダ話をしながらしばらく浸かった。

部屋に戻ったら、次はうちら若い世代での宴会をしに、別のレストランへ移動した。

新郎新婦の他に、僕と弟、妹の友達、旦那さんの学生時代のバイト仲間が来た。

乾杯しようと思ったら電話。

会社からで、僕が書いたツールにバグが出たんで教えてください、だそうだ。

う、さすがに目の前にPC無いしもうすぐ乾杯だし。

後でかけ直しますと伝え、戻って乾杯してもう一回電話した。

口頭でソースの修正箇所を伝え、宴席に戻った。

旦那さんがめっちゃ緊張してた件を突っ込んだりしてたら10時過ぎになっていたので

お開き。

部屋に戻って朝まで寝た。

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