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jFD開発したりしなかったり日誌

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2008-07-08 [長年日記]

_ イスタンブール

マサさんはツアーに参加するので早くに出ていった。

挨拶をして見送りもうひと眠り。

起き出して、とりあえず最上階へ朝食を食べに行こうとして青くなる。

リュックサックが無い。

前の晩に最上階に飲みに行った際にリュックサックを持っていって、そのまま大酔っぱらいで

持ってかえるの忘れて寝ちゃったか。

きっとホテルに回収されてるはずだと思い聞いてみたら、倉庫の方に片付けられてた。

良かった。

洗濯物は乾いてなかった。

下着がまだ濡れてる。

どうしよう。

今日はまずエジプシャンバザールへ行った。

グランドバザールに比べると庶民的なバザールで、売ってる物も安い。

スパイス、ハチミツ、ドライフルーツ、カラスミといった食材が中心のようだ。

値段もお値ごろで、昨日のグランドバザールより明らかに安い。

くそう、昨日やっぱりぼったくられてた。

土産物を買うにはまだ早いのでとりあえずひたすら歩いて眺めた。

喉が渇いたので、アイランという飲むヨーグルトを買ってみたが、甘みが無いけど

飲みやすくて美味しい。

色んな店があって楽しい。

電気屋なんかもある。

エジプシャンバザールの次はガラダ橋へ。

イスタンブールの旧市街と新市街を繋ぐ大きな橋で、二層構造になっていて

上は道路、下はカフェやレストランが並んでいる。

通行人が釣り糸を垂らして何かをつってるが、水面には猛烈な量のクラゲしか見当たらない。

どんな魚がいるのだろうか?

名物のサバサンドを食べてみた。

日本人なので焼き魚の匂いに反応してしまう。

サバを鉄板で焼いて野菜と一緒にパンにはさみ、塩を振って食べるがなかなかうまい。

しばらく景色を眺めながらぼんやりしてしまった。

いいなあ、旅は。

またトラムに乗りスルタンアフメットへ戻る。

ブルーモスクを見物する。

イスタンブール一番の荘厳なモスクだ。

現役で使われてるモスクで、中ではイスラム教徒が祈りを捧げていた。

外から見ても巨大だが、中に入っても巨大なモスクだ。

カーペットが敷かれていて土足禁止になっている。

キリスト教の教会と同じような大きさだが、巨大デコレーションケーキ然とした

キリスト教会と違い、どことなく落ち着いた雰囲気がある。

堪能し、ブルーモスクを後にした。

次は地下神殿。

小さな建物が入り口で、お金を払って地下への階段を下る。

昔の地下貯水池だそうで、やたら広大なスペースに規則正しく石の柱が建って

アーチ状になった天井を支えている。

数十センチ程度水が張ってあって、大きく太った鯉が泳いでいた。

ここが数十年前に発見されるまで、住人は全然気がつかず上に住んでいて、

地面に穴を掘って水を汲んだり釣り糸を垂らして魚を釣っていたそうだ。

水面の上に柱の間を幅2メートルくらいの通路が奥まで通してあって、

柱には一本一本照明が付いていて、幻想的な雰囲気を醸し出している。

とても不思議な空間だ。

一番奥までいって、柱の下のメデューサ型の石を見てきて引き返した。

面白かった。

地上に出るとさすがに目が利かず、まぶしくて仕方ない。

さて、どうしようか。

夜7時からツアーに参加するのだが、それまで数時間ある。

とりあえず、宿に戻ってバッテリーが切れかかったデジカメの充電をさせてもらおうと

思っていたら、アリさんに会った。

アリさんのiPhone(2G)についての話になって、Jailbreakの事を教えてあげたり

してるうちに仲良くなってゲームの話とかも話し込んでしまった。

気さくないいお兄さんだ。

その後、アリさんの紹介で彼の幼なじみという人物に紹介されたんだが、

ここで一悶着あったんだけど、諸般の事情でここには書かない。

夕方、旅行代理店へ行き、ツアーの迎えの車に乗る。

目一杯席が設置されたワンボックスで、僕が最後だったみたいで若い3人組の女の子の

隣の席だけが空いていたのでそこに座る。

日本人かと思って「すみませんね」と言いながら座ったら、実は韓国人だった。

その後車は街のはずれの高速バスステーションに移動し、旅行会社でもらったバウチャーを

バスチケットに変えてもらって、バスに乗り込んだ。

さっきの韓国人の女の子三人組の隣で、ちょっと喜ぶ。

隣の席の子は日本語が話せたので、どこで勉強したのか聞いたら

「ドラマとアニメとまんがで勉強しました」

だそうだ。

すごいな。

「どんなドラマを見るんですか?」

と聞いたら、最近はのだめだのなんだの。

僕はテレビを全然見ないんで、むしろ僕より良く知ってるのが面白い。

ネットで拾ってきて見てるそうだ。

凄い時代になった物だ。

大学生で薬学を勉強してるとか。

おすすめのまんがの話をしたりしてしばらく楽しんでいたが、しばらくしたらイスラム教徒の

女性が乗ってきたと思ったら、車掌のお兄ちゃんに席を移されてしまった。

イスラム教女性の隣は女性じゃないといけないらしく、僕は移すのにちょうど良かったらしい。

しかも移った先は出口のすぐ後ろで、足が伸ばせない。

しばらくしたら昔、マウンテンバイクをやってた頃にすっ転んで作った膝の古傷が痛んできた。

かなわんなあ・・・

がっかりしながらバスは一路カッパドキアへ。