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jFD開発したりしなかったり日誌

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2006-11-03 [長年日記]

_ 東日本新人王誕生

ボクシング東日本新人王戦決勝を見に行った。

新田ジムからはライトフライ級で黒田雅之選手が出場していた。

結論から書くが、黒田選手が勝って、新田ジム3年目にして初の

東日本新人王が誕生した。

本当にめでたい。

序盤は様子見といった調子で、あまり手を出さず、相手のパンチを

冷静に見切っていて、的確なボディを入れていた。

3ラウンドで強烈な左フックが当たり、相手選手はそのまま真横に潰れるように

ダウンした。

ここで相手選手はまぶたをカットし、試合続行不可能となりTKO勝ち。

よくやった!

応援団一同大喜びだった。

_ しかし試合もすごかったが、応援もすごかった。

着いたらジムのオヤジーズ達が既に良い感じにできあがっていた。

僕もおにぎりと500mlの缶ビール二本を持ち込んでいたが、

「まーまー飲んでくださいよ」

と勧められ、なんだかんだで2リットル近く飲まされてしまった。

学生の頃を思い出すような飲まされっぷり。

試合後はもうみんな死ぬほどご機嫌で、別の選手の試合中なのに

「いいぞ黒田!」

と叫んだり、なぜかうちの会長の名前を叫んだり、ある選手が帰りに喧嘩して

延髄切りを噛ますと宣言してるし、らんちき騒ぎと呼ぶにふさわしい。

そこで一人気を揉んでいたのが某所で警察官をしているMさん。

これはやばいと思ったらしく、やばいの全員を連れて帰ることにして、

僕もその中に入れられた。

いや、俺けっこうたちの良い酔っぱらいなんで、危なくないですって場。

とはいえ、計算してみたら全試合が終わるのが最悪だと23時を回るはずなので、

全部は見てられないので帰ることにした。

駅ではみんな超ご機嫌。

完全に酔っぱらいオヤジの一団だが、他の酔っぱらいと違うのはここの全員、

レベルに差はあれボクシングの心得があるので、酔っぱらいながらシャドーを

繰り広げるのでますます危ない。

僕は新宿で別れたが、Mさんは

「自分が責任を持って遊園まで連れて帰ります」

というので「任せました」とお願いした。

無事帰れたかなあ・・・

_ その後

さとやん宅へ向かう。

その前にヨドバシカメラに寄り道した。

新しいiPod shuffleをチェックする。

いいなあ、これ。

僕の使ってる前の型も悪くないが、新しいのはさらに小さくなったし、

金属製ボディになって質感も良くなっている。

欲しいなあ。

Mac売り場でMacBook Proをチェック。

諸般の事情で新しいノートを買わざるを得ず、MacBook Proを検討しているのだが、

はたしてあのでかいのが鞄に入るか不安だった。

試させてもらった。

・・・入っちゃった。

かんがえよう。

で、そこから初台のさとやん宅まで歩く。

電車に乗ってもいいのだが、酔い覚ましだ。

着いたら既に始まっていて、鍋は既に第2ラウンドというところだった。

しのさんと、さささん、あとDJさん(名前を思い出せない)と彼女さんが来ていた。

DJさんと彼女さんはしばらくして退散。

僕も参加して食べるが、しばらく話してたらダウンして、次に目が覚めたら3時間経っていた。

それから起きてたしのさんと雑談したり、起き出してきたさささんと雑談したり。

コンビニに行って、鍋に入れるうどんを買い足した。

店の前にガチャガチャがあったので何となく回したら、お金が残っていたみたいで

カプセルが出てきた。

スーパーマリオの携帯ストラップだった。

結局そのまま寝ないで朝になった。

_ VistaとLinux

技術に詳しいWindowsユーザー限定でアンケートを採ったら、

30%近くがVistaではなくLinuxへの移行を検討している、とのこと。

via Keisukenさんとこ

どーなんだろうねえ。

Linuxファンの方々には申し訳ないけど、よっぽど母集団が偏って

いるとしか思えない。

海外の状況がどうかは知らないが、今まで派遣として何社も渡り歩き

いろいろな技術者を見てきたけれど、自分から技術系のサイトをチェックする

ような人というのは実はかなり少ない。

オレンジニュースさんですら知らない人が多数いるんだから。

本当に技術に興味があって、自分から情報を収集するような人は

ごく希なので、その中ならLinux検討を移行するような人が3割近くも

居るのかもしれないが、「技術に詳しい人」というのが日本のソフト会社で

働いてるエンジニア全員という意味なら、これは当てはまらないだろう。

それにこのサイト、記事の一覧でLinux関連記事が圧倒的に多く、

Windows絡みの記事なんてほとんど全くないサイトなので、そもそも

Linuxが好きな人が集まるサイトなんだと思う。

_ 僕自身はLinuxは嫌いではないし、Linuxブームの頃は狭苦しいノートの

ハードディスクにスペースを作っては様々なデストリビューションを

インストールしてた。

あの頃のLinuxは、正直言って誉められたもんじゃなかった。

カーネルはいいけれど、GUIが酷かった。

突然Xが丸ごと落ちたり、Gnome、KDE、Motifのアプリが入り乱れて

統一感が全くなかったり。

GnomeやKDEは技術的には良かったが、どうにも技術者のセンスで作られたUIで、

微妙にいびつというか、ゴテゴテしてて洗練されてなかった。

特にGnomeのまとまりが悪かったと思う。

ソフトもWindowsと比べれば少なく、代替になるソフトはあるにはあったが、

Windowsの物と比べると何かしらの苦労(そのままだと日本語が使えない、

Windows版のバージョンアップに付いていけない、UIの練り混みが足りないなど)

を強いる物が多かった。

当時のLinuxのGUI環境は、パソコンをいじること自体を目的にするには楽しかったが、

普段の環境として使うには完成度が低すぎた。

当時はWindows98の時代だったので、それでもマシだったので(あっちは

OSごと落ちたし)真剣に移行を考えていたが、Windows2000が出たところで

「これでいいや」

と思ってしまい、あまりLinuxにコミットしなくなった。

Windows2000はXPと比べて愛想はないけれど安定していたし、無愛想なりに

統一が取れていた。

そこまで誉められたOSでは無いけれど、事務机の上に乗っかった鉛筆や

定規やハサミの仲間としてなら良く完成されていたと思う。

_ 最近のデストリビューションはそんなに試してないが、以前はFedora Core4を

VMWare上で使っていた。

さすがにまとまりはかなり良くなったと思う。

GUIの表面をなでて、FireFoxでネット見て、OOoで文書書いたり表計算する程度なら

もう問題ないので、本当にライトなユーザーならWindowとの違いを気にせずに

使うことができるだろう。

ただ、それだけでは満足できないけどCUIを平気の平左で使いこなすわけでもない、

いわゆる普通のユーザーにはまだ使いにくいのではないか、と思う。

_ ただし、これを言ったらおしまいなんだが、

結局は慣れなのかもしれない。

どんなUIだって、使ってりゃその内慣れて快適になるし。

_ 追記

そういえば当時は日本語環境もきつかったなあ。

cannaはMS-IMEにも負けてたし。

今ではATOKがあるが、実質無料のMS-IMEのあるWindows(源泉徴収的にOSと一緒に金を払わされちゃってる)と

自腹を切らなくてはならないLinuxじゃきつい勝負だと思う。