トップ «前の日記(2007-03-11) 最新 次の日記(2007-03-13)» 編集

jFD開発したりしなかったり日誌

2004|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|
2007年
3月
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

2007-03-12 [長年日記]

_ すごい人賞世界サミット1日目

午前10時に家を出て、電車で成田空港へひたすら向かう。

体調がよろしくないんでちょっと贅沢に成田エキスプレスで一気に行っちゃうつもりだったが、

調べてみたら日暮里から京成で行っても到着時間が変わらなかったのでそっちにする。

延々電車を乗り継いで成田へ。

ここ2年ほど海外に出ていなかったのだが、いつの間にかずいぶん様変わりしてて驚いた。

到着したら手続きを済ませて、すごい人賞受賞者の決起集会の会場となる有料待合室へ。

途中迷ってしばらく時間がかかってしまった。

会場ではすでに人がぎっしりいて、聞いてみたら100人ほどいたらしい。

MSの社員や添乗員の方々の挨拶があり乾杯した。

その後、コンビニで買い物を済まし、両替して搭乗口へ。

しりあったSさんというおばさんと雑談しながらゲートをくぐり、免税店で二子玉川のスナックのママに

頼まれていた口紅を買い物。

それから飛行機に乗り込み後は映画を見たりひたすら寝たり。

8時間以上かけてアメリカ到着。

時差の関係で成田を出たのが15時半だったが、シアトルに着いたのが8時だった。

一日が死ぬほど長い。

そこからバスで観光に連れて行かれる。

一緒にMedia Centerですごい人賞受賞者になったMさんとお話ししつつ見て回る。

バスの窓からボーイングの工場やスタバの本社なんかが見えてけっこう興奮する。

まずはマリナーズ球場。

オーナー席やグランド等、普通ちょっと見られないコースが見られて結構感動した。

任天堂が49%の株を持っていて最大オーナーなのだが、あそこの山内会長は飛行機が怖くて今まで一回も

このオーナー席に見に来たことがなく、マリナーズがワールドシリーズに出場できたら船で来る、と

約束してるそうだ。

あと、イチローが何かと大きく取り上げられていたのが面白い。

最後にマリナーズグッズのショップに連れて行かれたが、買うものが無いので外にいたらMicrosoft社員の

Oさんという方が居た。

カメラマンとして同行していて、でかいテレビカメラを構えていた。

カメラだけで70万、レンズとかマイクとか装備をあわせると100万円分の機材を肩からぶら下げてて、

「持ってみる?」

と言われ、かなりおっかなびっくり持たせてもらった。

それから地元のショッピングセンターで昼飯。

空港で知り合ったSさんも交えて、Mさんと3人でハンバーガー屋に行ってみた。

すごいボリューミーだったがなかなかうまい。

Sさんは視覚障害者向けのシステムの研究をしていてすごい人賞受賞者になった人で、スクリーンリーダーに対応したソフトについて

いろいろ聞かせてもらった。

気になってエクスプローラってどうなのか聞いたら、使いづらいんだそうだ。

jFD2の視覚障害者向けカスタマイズを考えた方がよいかもしれない。

昼食後は地元の巨大電器屋へ。

ビックカメラなんかと違って全然ゴミゴミしていない巨大な店舗に関心。

僕はMac用VMWareみたいなParallelsを購入。

日本だと倍以上の値段がするので。

Xbox360用ソフトを買ってる人もいた。

その後、シアトル中心のカンファレンスセンターですごい人賞受賞者サミットの登録。

大きくてきれいな建物だった。

ホテルに入り一息つき、一時間でまた集合して日本人のパーティに参加するのだが、一瞬で意識を失って気がつけば

1時間が経過していた。

青くなってロビーに行ったら時間を30分遅らせたそうで一安心。

パーティではいろいろな人とお知り合いになった。

ライターの橋本和明さんにjFD2を見せたら感動された。

やねうらおさんが見られて感激。

Mさんは持ち前の物怖じしないキャラで皆さんに大変可愛がられていた。

この子は将来大物になると思う。

午後10時くらいで眠気が限界になりホテルに戻ってぶっ倒れて寝た。

_ ノースウェスト航空機内エンターテイメントシステム

前のシートの後ろにスクリーンがあって映画を見たりゲームを見たりできるんだが、

信じがたいくらい操作性が悪くて感動した。

基本的にカーソルボタンで選択し、センターボタンで決定、というインターフェイスなのだが、

まずデフォルトの選択を決定する機能が無さげ。

例えば、複数から選んで映画を選んで見られるのだが、各作品には解説ページがあり、

「前へ」「次へ」というボタンがあり、前後の映画の解説を見られるのだが、その度に

ボタンの選択がリセットされてしまう。

「次へ」を押した後にさらにもう一回「次へ」を押すのにカーソルの下を6回押さないといけない。

ユーザーの使用状況を少しも想定してないのだがすごい。

また、それぞれの映画は4カ国語で提供されていて言語を選べるのだが、これが映画一覧画面から

選ぶことができず、一回解説ページを表示して、その中から選ばないといけない。

コントローラはスーパーファミコン風で、通常はそれを縦に持つが、ゲーム中のみゲーム機風に

横持ちする。

で、オセロがあったので遊んでみたら、右手のボタンのどれを押しても石を置くことができない。

実は左手の十字キーの真ん中にボタンがあり、それで石を置くのだが、これじゃ横持ちする

意味がないじゃないか。

とにもかくにもユーザビリティのかけらもないインターフェイスで、いったいどこのボケナス会社が

この腐れソフトをデザインしたのか考えていたら、よく見たらPanasonicと書いてあって

がっくりした。

こんな製品作ってたらつぶれるぞ。