jFD開発したりしなかったり日誌
2006-11-12 [長年日記]
_ 起きたら
午後5時だった。
帰ったのが午前7時くらいだったとはいえ、さとやんのこと笑えないわ。
部屋を多少片付けて、荷物を整理して実家に帰る。
ちょうど14日までの特急の回数券が余っていた。
暇つぶしがほしかったので、本屋に寄り道して文庫本を買う。
何にしようか迷ったが、「フェルマーの最終定理」にした。
渋谷に出て、ビックカメラで買い物。
マウスを購入した。
MacBook Proだが、Windows Vistaで使っていると、サスペンドから復帰したときに
トラックパッドが使えなくなってしまう。
その内修正されるだろうが、致命的に不便過ぎるのでマウスを購入することにした。
持ち運びが楽で、ボタンが4つ以上あるのが欲しかった。
OSXにはexposeという機能があり、横ボタンを押すとすべてのウインドウが縮小して
画面に整列するようになっている。
これがとても便利で気に入っているのだが、2ボタンマウスだとそれが出来ないんで。
マウスは色々あり過ぎて、どれを選んだらいいのかわからず、店員に尋ねてみたら
マイクロソフトの小型のを薦められた。
そこまで小さくないが許容できるし、ホイールを横に傾けて横スクロールできるのが
よさそうだ。
新宿7時発の電車に乗るつもりだったが間に合わず、8時のになってしまった。
電車の中ではプログラミング。
たいしたソフトじゃないんだが、引っかかってる部分がある。
なかなかうまくいかない。
10時半に松本に到着。
松本駅は改装中で、ずいぶん様子が変わっていてなんか切ない。
妹に迎えに来てもらって帰宅。
2006-11-11 [長年日記]
_ MacBook Pro
色々試行錯誤しながらWindowsを使っている。
MacBook Proのキーボードには、Windowsにはあるはずのキーが無い。
まず漢字キーが無いのだが、これはドライバを入れるとカナキーである程度代用できる
(ただし、レジストリを書き換えてカナキーを漢字キーに振っちゃったほうがいいっぽい)。
PageUp、PageDown、Home、EndはFnキーとの組み合わせで解決しているので問題無いが、
しゃれ抜きで驚いたのがDelキーがFn+BackSpaceになってることだった。
しかし、これは慣れれば案外何とかなるものだった。
それより困ったのが、Insキーが無い。
本当に無い。
あと、PrtScrキーも無い。
まあどっちもそんなに使わないんだが。
あと、英語キーボードと同じで、CtrlとCapsLockが入れ替わってるんだが、
けっこう混乱する。
あとこれも混乱するのがMacとWindowsのショートカットキーの違いで、
WindowsだとだいたいCtrlキーとアルファベットキーの組み合わせなのだが、
Macだとコマンドキー(WindowsだとWindowsキー)とアルファベットキーの組み合わせなんで
また錯乱する。
慣れれば普通にWindows使えそうだが、混乱が多い。
_ プログラミング
新しい技術を使ったプログラミングはいつもそうだが、試行錯誤の連続だ。
とりあえずある程度プログラムは書きあがって、ローカル環境ではそれなりに
きちんと動いているのだが、今度はIE7とインストーラで引っかかっている。
Visual Studioのインストーラプロジェクトで作る場合、どんな構成にしたらいいのか
よくわかんねえ。
このアプリはEmbeded HTMLを利用したMaedia Centerアプリなんだが、
今度はVistaに搭載されたIE7のセキュリティ制限が絡んできた。
_ 久しぶりにクラブ
さとやんが代官山のAIRというクラブでDJするので見に行くことになっていた。
Hさんも誘ってあったが、来るかどうかわからず、さとやんの出番が午前2時半ということもあり、
夜もずっと家でのんびりしていたが、Hさんから電話がかかってきた。
来られることになったそうだ。
一時間後に待ち合わせして家を出る。
渋谷で集合し、まずはやよい軒で腹ごしらえ。
さとやんの出番まで時間があるので、おしゃべりして時間をつぶす。
今日は本当はクラブ・エイジアで友人のコンサートを見る予定だったのだが、
同行者が遅刻したせいで行きそびれてしまったそうだ。
それからデニーズでまたおしゃべりし、午前二時になったところでいて代官山へ。
AIRにいくのは初めてだったが、おぼろげな地図の記憶を頼りにいったら、ずいぶんとおハイソな
住宅街に出てしまった。
こんなところにクラブがあるのか、と思ったら、交通整理のお兄さんに声をかけられ、
案内された。
客が外で騒がないようにし、スムーズに案内する仕事をしているようだ。
そうだよなあ、こんなところで営業するなら必要な仕事だ。
一階がこじゃれたカフェになっていて、ちょうど窓際にさとやんとアヴェさんがいて
窓越しに声をかけられた。
こんな店のどこにダンスフロアがあるのかと思ったら、地下がクラブになっていて、
隠れるように営業しているらしい。
すぐにさとやんの出番になり、地下へ降りていった。
地下は2フロアあり、さとやんはラウンジの担当。
アヴェさんに案内されてメインフロアに行ったが、恐ろしい混みようで、
朝の山手線よりひどい。
ほうほうの体で逃げ出した。
よく見たら隅の席に山ちゃん、みーこさんもいて、実はダンケテック組が結集していた。
嬉しいねえ。
ラウンジに戻りさとやんのDJで踊る。
Hさんは始めてのクラブだったが、けっこう楽しんでもらえていた。
さとやんの出番の後は1回のカフェに戻っておしゃべり。
さとやんもやってきて、結構楽しく話せた。
よかったよかった。
_ エロ本ソムリエ
Hさんとお喋りしてる間に出てきたアイディア。
お客の趣味やその日の気分を伝えると、その人にあった一冊を選んでくれる
エロ本ソムリエというのはどうだろうか。
「ブルセラもののビンテージが読みたいのだが、良いのはあるかね?」
「はい、それでしたら1996年8月号のデラ・ベッピンは如何でしょうか?
1996年はブルセラ物の当たり年と呼ばれておりまして、その中でも8月号は
夏の熱気を反映して、大変に味わい深いものとなっております。」
とかやるの。
ほぼ同じアイディアで、ツタヤのAVコーナーにAVソムリエを設置しておくのもナイス。
2006-11-10 [長年日記]
_ カウンセリング
朝10時半からカウンセリングなので、1時間前に起きて支度。
さとやんは当然のようにグーグー寝てた。
バイクに乗って医者へ。
ちょっと悩んでいたのだが、診療を減らしてもらうことにした。
ぶっちゃけ金が無いし、今ストレスが無さ過ぎて物事をネガティブに考えられず、
なんかこんな状態で受けるの勿体無い。
いろいろ考えながら話していたが、まあよかったと思う。
が、病院から出たらバイクに黄色い紙が。
駐車違反切られた・・・
_ 眠る人
がっくりしながら帰宅したら、さとやんが寝てた。
前回遊びに来たときもそうだったが、うちで泊まっていくと彼は起きない。
前回は起きたのが午後5時半だった。
まあ、起こすのもかわいそうだし、自分は寝室でコードを書いていた。
天気がよい午後で、開け放った窓から吹き込んでくる風が気持ちいい中、
うんうん唸りながらコードを書く。
1時間に1度くらい居間を見に行くが、相変わらず寝てて、起きたら午後5時だった。
よく寝たなあ。
僕はそのまま机を使って仕事続行。
さとやんは僕のCDのコレクションをiTunesに取り込んでいた。
晩飯に近所のトンカツ屋へ。
ちょっと脂がくどいかな。
戻って、さとやんは結局ほとんどのめぼしいCDを取り込んでいき、帰宅。
僕は延々仕事。
_ PS3前夜
mixiのXbox360コミュで、PS3の話題のスレッドがあるのだが、
PS3に対して
「魅力を感じません」
「この程度ですか」
「興味を持てません」
みたいなネガティブ書き込みがわんさか書いてあり、うんざりして退会した。
興味ないならほっときゃいいのに。
むしろPS3が気になってるの見え見えでイライラする。
別にPS3を擁護するわけじゃないが(あれも色々問題があると思う)、
どっちも買えばいいじゃん。
金が無くて買えないならほっときゃいいじゃん。
いちいち非難しなくてもいいだろ。
2006-11-09 [長年日記]
_ さとやん来る
家でひたすらコードを書いていたら、さとやんから電話があって、
うちで一緒に飯を食うことになった。
来るついでに鍋の材料を頼んでおいたら、あんこう鍋のセットを買って現れた。
おお、ナイス。
ついでにコンビニに行って飲み物を購入。
二人で鍋をつつきながら雑談した。
お互いMacBook Proのユーザーなので、そこらへんを話す。
不満が無いわけではないが、よいノートだと思う。
ただ、Vistaを使うにはドライバがまだ怪しいのが問題。
正式版では対応されるだろうから、期待しよう。
二人でMacBook ProでDVDを見始め、
「何見る?」
「これがいい」
と言ってさとやんが棚から持って来たのはドリフの3枚組みDVDだった。
コテコテなんだが面白いよな。
そういえばちょっと前にTの家に遊びにいったときに、息子がエンタの神様に
はまっていたのを見て、笑いのつぼが合わなくて笑えなかったのだが、
はたして彼にドリフを見せたらどうなるのか気になってきた。
笑いのつぼが異なる昔のお笑いを、今の子供はどう見るのか。
その内貸してみようかと思う。
しかし、見てる最中に眠くなってきて、僕は気がついたら寝てた。
目が覚めたらさとやんはまだ見てて、いつの間にか3枚目のDVDに入っていた。
焼酎飲みつつ話すが、なんかつまみがほしくなってきた。
コンビニに行き、99%カカオのチョコと、普通に甘いレーズンチョコを買ってきた。
交互に食べるといい感じなのだが、さとやんは99%は苦手の模様。
明け方まで話してて就寝。
2006-11-08 [長年日記]
_ MacBook新型
出たー
良かった、グラフィックカードは変わってない・・・
これで変わってたら、この前MacBook Pro買った僕は大馬鹿野郎だよ・・・
実質的な変化はCore 2 Duoの搭載くらいのもんか。
喜ぶのもどうかと思うが、良かった。
不具合の解消はあったのだろうか。
しかし、本当は良いグラフィックカードを積んだMacBookがあれば
僕にはそれで十分なんだよな。
_ 今日のボクシング
前回の練習でバンテージを置いて帰ってしまっていた。
忘れ物の番手ー字はあったが、名前を書いてなかったので誰のかわからなかったので、
ダーリンに聞いてみた。
「さあ、匂いをかいでごらん。
君なら僕の匂いを見分けられるよね」
「嫌です」
まあ、そうだろうな。
ゆるゆると練習。
先日の東日本新人王戦の優勝トロフィーが置いてあった。
素直にうれしいことだが、トロフィーの上についているボクサーの像を見て
んー、と思った。
ガード下がってるぞー
前回の試合観戦についての反省会。
飲みすぎです。
次回はもうちょっとマナーよく。
_ お前らアホちゃうか
2chのWindows板のMacスレ、Mac板のWindowsスレでの他OSのへの
罵倒を見てると
「お前ら馬鹿じゃねーの」
と思って心がすさむ。
Macが優れてようがWindowsが優れてようが、えらいのは使ってるユーザーじゃなくて、
作った会社だろう、ただのユーザーのお前らが罵りあって何やる気だ、と。
同様にゲーム板でのPSPとニンテンドーDSユーザーの罵りあい、
Wii派とPS3派とXbox360派の罵りあいも全く同じ感想。
どれも便利に使えばいいじゃないの。
大人マネーで両方使ってる俺こそ真の勝ち組。
_ これもね・・・
TOTORO(トトロ)の自堕落日記というブログを読んでてこれまた心が荒む。
人のミスを罵倒する記述ばかりだ。
むしろ、積極的にミスを探し、見つけたミスを理由にして罵倒することを
楽しんでいるように見える。
寛容さの欠片も無い。
無知無能は時として罪だが、それを理由に攻撃することを正当化するような人間を
僕は軽蔑する。
昔、知り合いに人の陰口ばかり言ってる人間がいた。
彼は、人を落とすことで自分の立場を上げようとしてるように見えたが、
僕はそういう彼を完全に見下していたし、さっさと距離を取って
逃げてしまった。
このコンサルも同じタイプなのだろうか。
2006-11-07 [長年日記]
_ 会社へ
数週間ぶりに出社する。
この前の仕事の客から新しい案件の話があったのだが、それについてと、、
今後のことについての相談だ。
新しい案件は、申し訳ないがちょっとこの会社には規模が大きすぎて、
引き受けるのは無理と判断して断らせてもらうことに決まった。
それから仕事だが、一回僕はこの会社を離れることになった。
今後も仕事があるならフリーとして受けることになり、これで晴れて
清く正しいニート。
まあ、その割にはけっこう忙しくてやること一杯なんだが。
制作中のアプリケーションをK君に見てもらった。
なかなか好評。
次の作品についても話したが、よさげな評価。
自分で言うのも何だが、絶対に需要はあると思う。
特に海外で。
_ 久しぶりに秋葉原
会社で話が済んで、せっかくなので秋葉原を覗いた。
今使っているiMacを下取りに出したときの値段の調査だ。
「なるほど、そんなもんか」
というような値段。
ともかく、売りに出すときの相場がわかったんで目的達成。
ついでに周辺機器やソフトを眺める。
このままだと絶対に有効活用できそうにないExpress Cardスロットを埋める物は
無いだろうか、と思ってるんだが、無いなあ。
48枚はいるCDケースを購入した。
すでに一つあるが、人に見せられる物と見せられない物でケースを分けたかった。
人に見せられない物って何かって?
やだなあ、聞かないでくださいよ。
_ トシコさんち
トシコさんが引っ越したので、電話して遊びに行ってみる。
手みやげは何にしようか悩んだが、目の前にアソビットシティがあったので、
おでん缶を買っていった。
新居の一人暮らしだから、米でも買おうかとも思ったが。
山手線に揺られて池袋へ。
新居は駅からも近くていい感じ。
着いたら、新しい仕事の面接に行ってくるんでちょっと留守番してて、
とのこと。
お茶を頂き、一人で仕事をして待つ。
1時間経ったら帰ってきた。
リエさんから電話があって、ご飯を食べに行くことになった。
リエさんに会うのは下手すると1年ぶりくらいかもしれない。
池袋駅のビルの上にある、自然食品のバイキングの店へ。
これは実にステキ。
やたらヘルシーなバイキングで、野菜料理がとても充実している。
海産物も肉もなかなかで、牡蠣の南蛮揚げがかなり気に入った。
あと秋ナスもステキ。
3回おかわりしたらトシコさんとリエさんに感心された。
話したが、皆さん、仕事で色々あるげ。
大変だよなあ。
満腹して店を出て、リエさんは池袋駅に消えていった。
僕とトシコさんは丸井へ。
ラトルトラップで友達が働いているので見に行ったが、今日に限って休みだった。
仕方ないので退散。
ビックカメラを覗いて解散。
_ MacBook Pro
色々調査する。
Boot CampでVista RC1を導入したのだが、パーティションはWindowsに80GB、
OSXに40GBを割り振った。
OSXを使いたくて買ったMacBook Proだが、色々必要なソフトが多いので、
メインのOSはどうしてもWindowsになる。
WindowsからMacの領域(HFS+)にアクセスすることは出来ないので、Windowsの
領域(NTFSかFAT32)にデータを置くことになるが、Macからもそのデータにアクセスしたい。
MacからFAT32は読み書き可能だが、NTFSは読み取りのみしか出来ず、
しかし32GB以上のパーティションはNTFSでフォーマットしないとならないので
Macから80GBのWindows領域のデータには触れなくなってしまう。
それじゃあんまり意味がない。
さてどうしたもんか。
調べてみた。
_ 1,まず、MacからNTFS、WindowsからHFS+にアクセスする方法
MacからNTFSに書き込むのは、いまいち良い方法が見つからなかった。
最近はLinuxがNTFS書き込み可能になってきてるんで、ここら辺の技術が
反映されてくれると良いんだが。
では、逆にWindowsからMacの領域に読み書きする方法を探してみる。
MacDriveというソフトを使えば可能なようだ。
これは良いかもしれない。
プログラム以外のデータを全部Mac領域に置いてやるようにすれば、
かなりスムーズな運用が出来そうな気がする。
シェアウェアで7,800円。
要検討。
Mac Openerってのもあったが、これは書き込みが出来ないみたいなんでアウト。
何にせよ金のかからない方法ってのは無いみたいだ。
やれやれ。
_ 2,32GB以上のパーティションをFAT32にする方法
ググってみるとあるもんだ。
検索結果。
ただ、FAT32はジャーナリング機構が無いため信頼性が低いし、パフォーマンスも
NTFSに劣るので、OS領域に使うにはあんまり気が乗らない。
_ 3,Macの領域とWindowsの領域の他に、32GB以内の共有領域を作る方法
Boot CampはWindowsのパーティションを単一になるようにしか切ってくれない。
これがそもそもの問題なので、Boot Campで作った領域をさらに分割してから
Windowsをインストールする方法を探したが、fdiskでやるのはよしておいた方がよさげ。
代わりに、OSXのコマンドラインツールでdiskutilというソフトを見つけた。
これはなんかよさげな気配だ。
fdiskみたいな物だが、最近のバージョンアップでHFS領域の内容を保持したまま
サイズ変更できるようになったりしたらしい。
おそらくBoot Campもこれを使ってWindows領域を確保しているのだろう。
これを使えば複数のパーティションを作成して、その内一つを共有領域に出来る。
しかも、このページの下の方に書いてあったが、OSXでは2TBの領域をFAT32で
フォーマット出来るんだそうだ。
_ で、結論。
お金があれば1の方法で、MacDriveを購入するのはかなり良いと思う。
Windowsに20GBくらい確保してやって、プログラム以外は全部OSX領域に置けば
お互い完全シームレスにデータを扱える。
3の方法は、金もかからないしいい感じ。
とりあえずはこれかな。
しかし、LeopardでNTFSの書き込みにも対応、とか言ってくれると一番
手っ取り早いんだけどな。
_ ちなみに、
iMacではそんなことは考える必要がなかった。
データは全部USB接続の外付けハードディスクに保存してたから。
ノートだと持ち歩く物を減らさないといけないから、そうもいかないんだよね。
2006-11-06 [長年日記]
_ 梅酒 with Hさん
先日I氏に紹介された愉快なお姉さん、Hさんと区ト間に飲みに行った。
池尻大橋駅で待ち合わせて店に向かうが、道中も大変良く喋るお姉さんで
とても面白い。
着いたらちょうど店長が開店作業中で、他にお客も居ないのでのんびりできた。
Hさんはあまり飲めない人なので(ほとんど下戸)、きき梅酒だけでかなり
ご機嫌な状態だった。
Hさんに前回お会いしたときに、店長がすごく絵が下手で、下手を通り越して
才能になっていることを話したのだが、それが気になっていたみたいで
お絵かきしりとりをしようとせがまれた。
おしゃべりはあらぬ方向へ向かい、いつの間にかガンダムだのヤマトだの
オタの入った方向に暴走していた。
Hさんは中途半端にそこら辺に理解があり、話してたらガンダムとヤマトが
混ざってるようでガンダムに宇宙人が出てきて笑った。
その後、常連の女の子と友達が現れ、お絵かきしりとりが始まった。
店長のくま画伯、絶好調。
今日もぶっちぎりであり得ないお絵かきをしてくれて大喜び。
ととろに似てる謎の生物はみみずくだったり、鶴を書いたはずなのに
足が4本生えていたり。
23時になってHさんは帰宅。
駅まで送って戻り、もうちょっと飲んで僕も帰宅。
_ MacBook Pro
使ってみる。
iMacは現役で使っているが、Appleのノートに手を出すのは初めてだ。
とりあえず、やっぱ大きいし重いわ。
まあ、覚悟してたことだから良いが。
せめて12か13インチモデルがあればなあ・・・
ボディの質感はとても良く、金属の肌触りが高級感があって良い。
アップル製品に特徴的な、出っ張りが全然無いデザインもかなり良い。
デザインだけで使う気にさせるというのは素晴らしい。
_ ふたを開けてみるとまず、キーの一つ一つが大きいのが目立つ。
今まで使ってきたノートの中でもトップレベルで大きい。
ただ、これだけ大きくするよりも、PageUp、PageDown、Home、End、Delキー
なんかを付けておいて欲しかった。
あと、今使ってるThinkPadに比べるとストロークが小さくクリック感が
少ないので、気持ちよさでは負けるかも。
面白いと思ったのは右端のキーで、BackSpace、Enter、右Shiftキーが
他のキーよりも少し盛り上がっている。
ミスタイプ防止のためか。
OSXでいじっていたら、各ファンクションキーはデフォルトでファンクションキー
としてではなく、ファンクションキーに割り当てられた特殊機能
(ボリュームやモニターの明るさの調整等)に割り当てられていて、
ファンクションキーとして使うにはFnキーと同時押ししなければならなかった。
これはちょっと気に入らないので設定を変更した。
exposeがワンキーで呼べないんじゃ意味無いよ。
_ トラックパッドは面白い機構になっていて、ボタンが一つしかない。
1ボタンマウスはアップルの伝統、というのはわかるんだが、
マイティマウスといい、ちょっとこだわりすぎなんじゃないかとも思う。
センサーを左右二カ所にして左右のクリックを見分けられるようにすればいいのに、
と思っていたがそういうこともなく、頑固なまでに1ボタンだ。
右クリックはどうするのかと思ったら、トラックパッドに指を二本置いた状態で
クリックすると右クリックになるそうだ(またはCtrl押しながらクリック)。
独創的というべきか、苦し紛れというべきか悩む。
ただ、使いにくいという感じはなかった。
慣れれば問題はないと思う。
この指二本というのは面白い機構で、指二本でトラックパッドをこすると、
ホイールマウスのようにスクロールする。
これは面白いし便利だ。
レッツノートのようにトラックパッドの端をこするのより、指のポジションの変化が
少なくて済むのも良い。
_ 画面は綺麗。
液晶の質が前より上がってるそうだが、動画を再生するとそれが実感できる。
ちなみにツルツル液晶の選択肢もあったが、電車の中で作業するときなど
映り込みが嫌なので避けた。
家でDVD見るならあっちの方が良いのだが。
_ コネクター類は微妙。
FireWire800が追加されたのをAppleは自慢してるが、そんなデバイス持ってない。
PCカードではなくExpress Cardが採用されてるが、全然普及してないじゃん。
将来性はあるのだが、現実的にはいまいちで、どちらかというとUSB2.0ポートを
二つ増やして欲しかった。
ハードディスク、テレビチューナ、Media Centerのリモコン受信機とか付けるんで
二つじゃ足りないのよ。
Express Card用のUSB2.0コネクタとか買っちゃいそうだが、本末転倒だよ。
_ Boot Campを使ってのVistaのインストールには手こずった。
OSを入れるのは簡単なのだが、ドライバがVistaに対応してなく、
普通にドライバディスクを起動しても途中で落ちてしまう。
ネットの情報を元にドライバを抜き出し、順繰りにインストールを行った。
ドライバが足りない状態だと、マウスとキーボードが非常に不完全で厳しい。
なんせキーボードは¥や_が打てないし、マウスは右クリックできないし、
二本指スクロールも出来ない。
一度はXPに落とすのも考えたが、情報収集しつつ試行錯誤を繰り返していたら
苦労の甲斐あって完全に動くようになったが、こうなると非常に調子がよい。
軽々と動く。
_ 僕はMacが気に入っているが、それでもメインのOSはWindowsであり、
現在のThinkPadに入っている80GBのデータがそのまま収まる必要がある。
MacBook Proのハードディスクは120GBで、そうなるとOSXの領域に残せるのが
40GBになるが、ここで問題が発生する。
80GBのパーティションはFAT32ではフォーマットできないので、
NTFSでフォーマットする必要があるが、OSXからはNTFSへ書き込みが出来ない。
パーティションの分割をしようかと思ったが、Boot Campはその機能がない。
Boot CampでWindows用に確保された領域をさらに分割することは可能だが、
それをやると不具合が発生する。
音楽や映像なんかのファイルを両方の領域にダブって持つのはかなり
馬鹿馬鹿しいのでしたくないが、さてどうしたもんか。
サードパーティ製ソフトでOSXからNTFSの書き込みを出来るようにするソフトは
あるらしいが、購入かなあ。
2006-11-05 [長年日記]
_ 新田ジム快進撃
一昨日に引き続き、またボクシングを見に行った。
今回は大森のゴールドジムで行われる試合で、新田ジムからは
三名出場した。
天気が良かったのでバイクで行くことにしていたのだが、
最近、体内時計が狂っていて、朝飯を食べてもう一回昼寝して起きたら
開始45分前でびびった。
まあ、ジムの選手が出るのは4試合目からなので平気なんだが。
バイクにまたがり246を登り、環七経由で大森へ。
適当にバイクを駐めて、会場に入る。
控え室の方に会長が居たので挨拶する。
今回デビューの清水開選手が居たので励まし、試合を眺めていたら
子供に挨拶された。
Kトレーナーのお子さんだった。
この子には今度バイクに乗せてあげる約束をしていた。
Kトレーナーは席に座ってて、
「ここら辺の席、新田ジムだから座って大丈夫ですよ」
というので着席。
のんびり新田ジムの試合を待つ。
まずは友田達也選手の試合。
彼は今回で3試合目で、初めての試合では緊張して堅くなってるところに
奇襲的なパンチを食らってしまってダウンし、ダメージを抜けなくてすぐに
もう1ダウン取られてしまい負けるという残念な結果だったが、
今回の試合ではそれを取り戻すように1ラウンドでKO勝ちした。
お見事。
その次が清水開選手の試合。
彼はまだ17歳の高校生で、今回がデビュー戦だ。
中学の頃から新田ジムに通ってて、その頃は坊主頭のマルコメ君みたいで
可愛かったのだが、ここ1年くらいでグングン成長して、身長こそ高くはないが、
がっちりとしたボクサーの体つきになっていた。
さらにヤンキーが入ってきて、髪を染めたり幅1センチくらいのそり込みが
斜めに貫通してたりバイクに乗ったり見てて面白い。
それが極まったのか、入場テーマが氣志團のワンナイトカーニバルで笑った。
1ラウンド目、やはりデビュー戦で緊張してるようで、動きが堅く、切れが悪い。
このラウンドはポイントを取られてしまったと思う。
しかし、2ラウンド目で慣れてきたらしく、だんだんと動きがよくなり、
細かく適切なパンチがあたるようになってきた。
相手は打たれ弱く、一発のパンチでもろに首が揺れてしまい、ダメージが大きい。
対して、けっこうブンブンフックを被弾しているのだが、威力が低いのか
清水選手が打たれ強いのか、全然ひるまない。
判定になり、2-0の判定勝利となった。
そして最後は由良彰悟選手。
お互いに手数の多い、スピーディな試合を繰り広げた。
コンビネーションがものすごく速く、目にもとまらぬ撃ち合いを繰り広げたが、
由良選手のパンチの方が的確で、途中カウンターで入ったパンチでダウンを奪い、
判定勝ちとなった。
全勝で気分よく会場を後にした。
_ そして、
渋谷へ向かう。
お目当てはアップルストア。
開発のためにVistaのMedia Centerが動くノートが必要だったのだが、
MacBook Proにしようか悩んでいた。
どちらにしろ年末を目処にノートを買い換える予定だったのだが、思いの外早く
必要になってしまった。
今使っているiMacを売って予算にすればいいか、ということになり、
予算の目処も付いたのでとりあえず見に行くことにした。
店員の話を聞き、「これでいいか」と判断も付いたので取り置きをお願いして
銀行にお金をおろしに行った。
ちょうどタイミングよく、滋賀で研修医をしてるMac好きな友人のKから質問メール。
「Boot Campに何GB取ってる?」
友達がiMacを買って、何GB切るか悩んでいるそうだ。
僕は20GBで、後は外付けハードディスクに記録していた。
現状を伝えたら笑ってた。
_ 正直なところ出費が厳しく、頭の中には先日読んだはてなの質問が浮かんでいた。
Macに興味があるんだけど踏み切れないので、欲しくなるよう自分を説得してください、
という質問だった。
Macファンの方々がやれウイルスに強いだの、やれWindowsも動かせてお得だの
色々書いていたが、僕も質問しようと思った。
「無職のくせにMacBook Proを買おうとしている僕を欲しくなくなるよう止めてください。」
しかしそんな暇もないので購入。
ついでにソフトケースも購入した。
箱は思ったより薄くコンパクトで、
「これならバイクのトランクにはいるだろう」
と思ったが、いざバイクに戻ったら入らない。
しばらく考えて、タンデムシートにネットで縛り付けた。
一応安定しているが、死ぬほど怖い。
そこからは超安全運転でさとやんの家へ向かった。
_ さとやんち
「ぶり大根作るから食べにおいで」
とのお言葉に乗って遊びに行った。
僕は買ってきたばっかりのMacBook Proに夢中であんまり手伝えなかったが、
大変に美味しいぶり大根だった。
さとやんと気になってるMac用ソフトの情報交換をした。
最近のヒットがMedia Centralというソフトで、Front Rowみたいな
インターフェイスで、テレビやインターネットラジオ、Youtubeとかまで
アクセスできる。
ボリュームライセンスで安く買えるので、さとやんと二人で共同で買おうか、
みたいな話になった。
さとやんとしのさんはニンテンドーDSで遊んでた。
ネットプレイ用のカードゲーム等ミニゲーム集で遊んでいたが、
面白いのかつまらないのか果てしなく疑問なゲームのようだ。
「ババ抜きなんてトランプでやればいいじゃん」
とか。
11時過ぎまで居て、帰宅。
Macは本体をトランクに入れ、箱だけ外に括り付けて輸送した。
2006-11-04 [長年日記]
_ さとやんちの朝
結局ほとんど寝ずに朝を迎えた。
4人でファミレスに行き、朝飯を食う。
さすがに眠い。
コーヒーを3杯くらい飲んだ。
4人で新宿へ向かう。
最近の僕のボトムズブームが移ったのか、さささんはガンプラ作りたいと言いだし、
僕は僕で
「今のこの眠さなら、間違えてストライクドッグも買えるね!」
とか言い出すし、勢いでみんなでヨドバシへ。
店頭に3台、PS3のデモ機が置いてあって、一台がプレイアブルでリッジレーサーが
遊べるようになっていた。
さとやんと、
「1年くらい待ちだね」
と話す。
ゲームコーナーを見たら、PS2の棚が縮小されたのか、シューティングゲームが全然無い。
虫姫様の廉価版を買おうかと思ってたんだが。
地下の玩具売り場へ行く。
僕の欲しいストライクドッグはあったが、これはもう買わないつもりでいるので無視。
出来はいいけど、玩具に13000円出すのはちょっと今の僕の財力には見合わない。
さささんはホワイトベースのプラモデルが欲しいそうなんで探したが、
完成品でしか見つからなかった。
4人で、最近のプラモって出来いいよね、と話す。
昔のガンプラブームの頃のもあるが、今のと比べるとデザインの洗練度合いが
雲泥の差だし、中のメカまで作り込まれててえらく格好いいし、
最初から色が付いてるからそのまま組んでもそれなりに見られる。
ちょっと作ってみたくなった。
今度みんなで作ってみようよ、という話になった。
あと、僕らの頃は着色するとなると一つずつ塗料を買ってこなければならなかったが、
今はガンダム用とかザク用とかがセットになって売ってるので驚いた。
「ガンダム用でアッガイ塗ってみたいよね」
なんて話をする。
フィギュアなんかもおもしろおかしく眺めた。
自分はオタクだが、こっち方面は専門外なので面白い。
けっこう長居してしまった。
ここでさささんは別れて帰って行った。
残った僕らはさらに中古のMacを見にソフマップへ。
新型の新品のMacBook Proと、旧型の中古、どっちがお得なんだろう?
しかし、だんだん体調が悪くなって腹も下ってきたので、一回解散させてもらい、
ゲームセンターのトイレで用を足す。
帰る前に、買いそびれた虫姫様を買おうかと思って中古ゲーム屋を覗いたら
まださとやんたちが居た。
ソフマップに売ってたよ、と教えてもらったので行って購入し帰宅。
_ お袋来る
夕方、お袋が来た。
なんかOさんともめてる模様だが、よくあることなんで
「まあええか」
と。
体をいじってもらったが、夢うつつ状態で脳のブレーキが壊れて夢のように
怪しいイメージを見まくっているのに、なぜか眠っていないという
状態が延々続いた。
睡眠が足りてないとこうなるのか。
2006-11-03 [長年日記]
_ 東日本新人王誕生
ボクシング東日本新人王戦決勝を見に行った。
新田ジムからはライトフライ級で黒田雅之選手が出場していた。
結論から書くが、黒田選手が勝って、新田ジム3年目にして初の
東日本新人王が誕生した。
本当にめでたい。
序盤は様子見といった調子で、あまり手を出さず、相手のパンチを
冷静に見切っていて、的確なボディを入れていた。
3ラウンドで強烈な左フックが当たり、相手選手はそのまま真横に潰れるように
ダウンした。
ここで相手選手はまぶたをカットし、試合続行不可能となりTKO勝ち。
よくやった!
応援団一同大喜びだった。
_ しかし試合もすごかったが、応援もすごかった。
着いたらジムのオヤジーズ達が既に良い感じにできあがっていた。
僕もおにぎりと500mlの缶ビール二本を持ち込んでいたが、
「まーまー飲んでくださいよ」
と勧められ、なんだかんだで2リットル近く飲まされてしまった。
学生の頃を思い出すような飲まされっぷり。
試合後はもうみんな死ぬほどご機嫌で、別の選手の試合中なのに
「いいぞ黒田!」
と叫んだり、なぜかうちの会長の名前を叫んだり、ある選手が帰りに喧嘩して
延髄切りを噛ますと宣言してるし、らんちき騒ぎと呼ぶにふさわしい。
そこで一人気を揉んでいたのが某所で警察官をしているMさん。
これはやばいと思ったらしく、やばいの全員を連れて帰ることにして、
僕もその中に入れられた。
いや、俺けっこうたちの良い酔っぱらいなんで、危なくないですって場。
とはいえ、計算してみたら全試合が終わるのが最悪だと23時を回るはずなので、
全部は見てられないので帰ることにした。
駅ではみんな超ご機嫌。
完全に酔っぱらいオヤジの一団だが、他の酔っぱらいと違うのはここの全員、
レベルに差はあれボクシングの心得があるので、酔っぱらいながらシャドーを
繰り広げるのでますます危ない。
僕は新宿で別れたが、Mさんは
「自分が責任を持って遊園まで連れて帰ります」
というので「任せました」とお願いした。
無事帰れたかなあ・・・
_ その後
さとやん宅へ向かう。
その前にヨドバシカメラに寄り道した。
新しいiPod shuffleをチェックする。
いいなあ、これ。
僕の使ってる前の型も悪くないが、新しいのはさらに小さくなったし、
金属製ボディになって質感も良くなっている。
欲しいなあ。
Mac売り場でMacBook Proをチェック。
諸般の事情で新しいノートを買わざるを得ず、MacBook Proを検討しているのだが、
はたしてあのでかいのが鞄に入るか不安だった。
試させてもらった。
・・・入っちゃった。
かんがえよう。
で、そこから初台のさとやん宅まで歩く。
電車に乗ってもいいのだが、酔い覚ましだ。
着いたら既に始まっていて、鍋は既に第2ラウンドというところだった。
しのさんと、さささん、あとDJさん(名前を思い出せない)と彼女さんが来ていた。
DJさんと彼女さんはしばらくして退散。
僕も参加して食べるが、しばらく話してたらダウンして、次に目が覚めたら3時間経っていた。
それから起きてたしのさんと雑談したり、起き出してきたさささんと雑談したり。
コンビニに行って、鍋に入れるうどんを買い足した。
店の前にガチャガチャがあったので何となく回したら、お金が残っていたみたいで
カプセルが出てきた。
スーパーマリオの携帯ストラップだった。
結局そのまま寝ないで朝になった。
_ VistaとLinux
技術に詳しいWindowsユーザー限定でアンケートを採ったら、
30%近くがVistaではなくLinuxへの移行を検討している、とのこと。
via Keisukenさんとこ。
どーなんだろうねえ。
Linuxファンの方々には申し訳ないけど、よっぽど母集団が偏って
いるとしか思えない。
海外の状況がどうかは知らないが、今まで派遣として何社も渡り歩き
いろいろな技術者を見てきたけれど、自分から技術系のサイトをチェックする
ような人というのは実はかなり少ない。
オレンジニュースさんですら知らない人が多数いるんだから。
本当に技術に興味があって、自分から情報を収集するような人は
ごく希なので、その中ならLinux検討を移行するような人が3割近くも
居るのかもしれないが、「技術に詳しい人」というのが日本のソフト会社で
働いてるエンジニア全員という意味なら、これは当てはまらないだろう。
それにこのサイト、記事の一覧でLinux関連記事が圧倒的に多く、
Windows絡みの記事なんてほとんど全くないサイトなので、そもそも
Linuxが好きな人が集まるサイトなんだと思う。
_ 僕自身はLinuxは嫌いではないし、Linuxブームの頃は狭苦しいノートの
ハードディスクにスペースを作っては様々なデストリビューションを
インストールしてた。
あの頃のLinuxは、正直言って誉められたもんじゃなかった。
カーネルはいいけれど、GUIが酷かった。
突然Xが丸ごと落ちたり、Gnome、KDE、Motifのアプリが入り乱れて
統一感が全くなかったり。
GnomeやKDEは技術的には良かったが、どうにも技術者のセンスで作られたUIで、
微妙にいびつというか、ゴテゴテしてて洗練されてなかった。
特にGnomeのまとまりが悪かったと思う。
ソフトもWindowsと比べれば少なく、代替になるソフトはあるにはあったが、
Windowsの物と比べると何かしらの苦労(そのままだと日本語が使えない、
Windows版のバージョンアップに付いていけない、UIの練り混みが足りないなど)
を強いる物が多かった。
当時のLinuxのGUI環境は、パソコンをいじること自体を目的にするには楽しかったが、
普段の環境として使うには完成度が低すぎた。
当時はWindows98の時代だったので、それでもマシだったので(あっちは
OSごと落ちたし)真剣に移行を考えていたが、Windows2000が出たところで
「これでいいや」
と思ってしまい、あまりLinuxにコミットしなくなった。
Windows2000はXPと比べて愛想はないけれど安定していたし、無愛想なりに
統一が取れていた。
そこまで誉められたOSでは無いけれど、事務机の上に乗っかった鉛筆や
定規やハサミの仲間としてなら良く完成されていたと思う。
_ 最近のデストリビューションはそんなに試してないが、以前はFedora Core4を
VMWare上で使っていた。
さすがにまとまりはかなり良くなったと思う。
GUIの表面をなでて、FireFoxでネット見て、OOoで文書書いたり表計算する程度なら
もう問題ないので、本当にライトなユーザーならWindowとの違いを気にせずに
使うことができるだろう。
ただ、それだけでは満足できないけどCUIを平気の平左で使いこなすわけでもない、
いわゆる普通のユーザーにはまだ使いにくいのではないか、と思う。
_ 追記
そういえば当時は日本語環境もきつかったなあ。
cannaはMS-IMEにも負けてたし。
今ではATOKがあるが、実質無料のMS-IMEのあるWindows(源泉徴収的にOSと一緒に金を払わされちゃってる)と
自腹を切らなくてはならないLinuxじゃきつい勝負だと思う。